別寝はどう設計する?
大きく考えると次の5つにわけることができます。(1)寝室を2つつくる完全別寝型
(2)寝室中央を引き戸にし、容易に行き来できるようにする開閉引戸型
(3)天井にブラインドを吊下げ生活空間をわける簡易間仕切り型
(4)一部屋を広めにし、中央にクローゼットなどを置いて生活空間をわける別スペース型
(5)ベッドとベッドの間に家具などを置いて生活空間をわける家具活用型
(1)の完全別室型は、照度も温度も自分の好みにあわせることができます。広さの目安は4.5畳~6畳を考えておけばよいでしょう。 (2)~(5)は基本的には同じ部屋なので相手の気配を感じ取ることもでき、万一相手が体調不良を訴えた時にもすぐに気が付くことができます。 | |
設計:佐川旭建築研究所 |
ガイド佐川のワンポイントアドバイス
私たちは3LDKや4LDKといった住まいの形式からなかなか抜けられない傾向にあります。また、家を建てる際には部屋の大きさばかりを気にしてしまいます。
本当に大切なのは、家族の気配を感じられる上でプライバシーを守り、ふれあいや団らんをどうつくるかです。家族の仲が良いことが1番にあり、その脇役に家があるということなのです。
夫婦も仲が良いから相手を尊重する。だから別寝も可能になるのです。
もっと知りたい家づくり困りごとシリーズ1~9
困りごと一挙に解決!!●シリーズ第1回:着工前の不安の解消
Q1:「建築条件付」の土地で自分の希望する工法で建てるにはどうしたら良いですか?
Q2:工事見積り金額に差があるのですが、どのように判断すれば良いですか?
Q3:設計図面の見方を教えていただけませんか?
Q4:現場で「任せてくれ」と言われたのですが、本当に任せても良いのでしょうか?
●シリーズ第2回:お金と現場
Q1:追加工事がやたらと多いのはどうして?
Q2:細かな見積り金額がないのはいいの?
Q3:腕の良い大工さんがくるという話が・・・実際はどうなの?
Q4:現場監督があまり現場に来ないのですが大丈夫?
●シリーズ第3回:コミュニケーション
Q1:工事変更の連絡が現場に伝わっていない?
Q2:手直し箇所をなかなか直してくれない?
Q3:外構工事が意外とかかった。なぜ?
Q4:古家を解体したら見積り以上の請求がきた!どうして?
●シリーズ第4回:事前の打ち合わせ
Q1:窓の位置が隣の家と重なる時、どうしたらいいですか?
Q2:家事動線に見落としがあった時、現場での変更は可能ですか?
Q3:コンセントの位置・数がバラバラ、何とかしたい時は?
Q4:見本の色と実際の色のイメージが違う時は?
●シリーズ第5回:住んでから気付くこと Q1:2階の音が響く時は?
Q2:お湯の出が悪いのが気になる時は?
Q3:敷地の水はけが悪い時は?
Q4:ズバリ!欠陥住宅を防ぐ方法は?
●シリーズ第6回:近隣トラブル Q1:日照権侵害のクレームからトラブルに発展したら?
Q2:隣地との境界石がわからない時は?
Q3:隣家の配管が自分の敷地内を通っていたら?
Q4:換気扇からの臭いが原因でクレームが来たら?
●シリーズ第7回:「瑕疵・欠陥・不具合」 Q1:外壁に大きなひび割れが出た時は?
Q2:ドアの開閉がしづらい時は?
Q3:押入れに結露やカビが発生した時は?
Q4:階段が急で危険な時は?
●シリーズ第8回:建てる前に見つけよう Q1:廊下に手すりをつけたら狭くなり、物の搬入がしづらい時は?
Q2:バリアフリーとお願いしたのに、洋室と和室の堺に段差ができた時は?
Q3:浴室の洗い場の排水がスムーズにいかない時は?
Q4:点検口がどこにもないのはなぜ?
●シリーズ第9回:建て替え時の注意 Q1:建築協定があり、隣地と1m離さなければならない時は?
Q2:建て替えでは私道所有者の承認が必要ですか?
Q3:建て替えで敷地のセットバックが必要になり、狭くなった時は?
Q4:借地での建て替え、地主の条件は?