館内はどこを見ても美術品 上から下までじっくり鑑賞
各部屋ごとに、趣が異なる照明たち
ガラス・レリーフ扉や香水塔はもちろんのこと、東京都庭園美術館で、ぜひ注目していただきたいのが建物内部の装飾。建物の一部分ですので、企画展が開かれている際も取り外されることなく、じっくりとチェックすることができます。
たとえば、照明器具。大広間のシャンデリアをはじめ、各部屋ごとの照明器具が、まったく違うデザインなのです。
階段の装飾
そのほかにも、階段を登れば、その脇の装飾の美しさや、洗面所の床の、タイルのモザイクの美しさ、ラジエーターのカバーのかわいらしさ、などなど、館内を歩くごとに新しい発見があります。あらゆる場所が鑑賞の対象になるんです。
花がモチーフのラジエーターカバー
部屋ごとにテーマを変えてデザインされたドア、照明などを見ていると、朝香宮ご夫妻やスタッフの方々が、「人々が過ごすための空間」をとても大切に扱っていたことがわかります。
企画展はもちろん、館内を撮影できるイベントも
2008年(10月1日~10月13日)の建物公開の様子
もっと建物を見たい、という方のために、庭園美術館では不定期に、建物だけをじっくり見るための期間が設けられています。うれしいことに、この期間は館内の撮影もOK。
建物内をじっくり見たい方はもちろん、しっかり撮りたい方もこの機会をお見逃しなく(フラッシュ、三脚の利用は禁止されていますのでご注意ください)。
次回の「東京都庭園美術館建物公開 」は、2011年10月6日(木)~2011年10月31日(月) 。この建物公開が終わった後、東京都庭園美術館は建物改修のため数年間の休館に入ります。まだ見てない方はこの機会をお見逃しなく。