照明器具
今年はPREVIEWということで会場も小さく、出展ブランドも少なかったのですが、本開催の来年が楽しみ。写真は会場の一つ、隈研吾氏が設計したZ58。
100%designという展示会をご存知ですか。ロンドンから始まり、2005年には東京でも開催された世界のトップブランドが一堂に集まる展示会です。その100%designが上海でも来年2008年に開かれることになり、今年はPREVIEWイベントが開催されました。その中から、ガイドが「使ってみたい!」 と思った魅力的な照明器具をご紹介しましょう。

柔らかく発光するCocoon=繭

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イタリアでは2005年に発表されたcocoonシリーズの中の【Zeppelin】(手前)。和紙のような素材のcocoon樹脂から透ける柔らかな光が印象的。(画像:FLOS)
会場の入り口を飾っていたのがこちらの大きなペンダント、FLOS(フロス)社の【Zeppelin】。ふわりと宙に浮かぶ有機物を思わせるデザインに目が釘付け。セードには、コクーン(繭)という特殊な樹脂素材を使っていて、あたかも、繭玉を光に透かしたようなぼんやりとした柔らかな光が回りに広がります。

このコクーン素材は、複雑に繊維が絡み合って、立体的な素材感があります。FLOS創設のきっかけともなった1960年当時の素材なのですが、前衛的な照明デザインとの組み合わせが不思議な魅力を発揮しています。

アーティスティックなフォルムは近未来的なモダンスタイルにも合いそうですし、「蜘蛛の巣のかかったシャンデリア」というイメージから作られたこのペンダントは、柔らかで官能的な曲線を持つアールヌーボーをイメージしたような空間にも良さそうです。

注意したいのは大きさ。小さいサイズのペンダントでも、直径が1100mm、高さが740mmと大振り。住宅で用いるのならば、スペースとのバランスに注意しましょう。広く天井が高いスペース、例えば、2階部分が吹き抜けのリビングなどであれば、このペンダントの持つ悠然とした雰囲気が楽しめそうです。

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【Zeppelin】というネーミングは空を飛ぶ飛行船からとったもの。ガイドは発光するきのこを思い浮かべたのですが…。(画像:FLOS)
【ZEPPELIN S1】
ランプ:二重管ハロゲンランプ 150W×1
サイズ:φ1100×h740mm ペンダント全長4000mm
重量:8kg
素材:樹脂 ガラス 鋼塗装仕上
価格:441,000円(税込み)※別途電気工事要
取り扱い:日本フロス(株)
※納期 要問合せ

LEDで実現するミニマルなデザイン

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シンプルでミニマムなフォルムのデザインは今や【世界の】という形容詞がふさわしい深澤直人氏によるもの。(画像:Aretmide)
ここ数年来、LEDを住宅照明へ採用する動きには、目覚ましいものがあります。消費電力が小さく、器具の交換頻度も少ない上、とても小さなランプですから、照明器具のデザインも自由性が高まるのがその理由です。

イタリアのAretemide(アルテミデ)のスタンドも然り。LEDを使った灯部はわずか1cm。ポリカボネートで覆われスリットからもれる光が印象的なスタンドです。テーブル面を照らすだけでなく、灯部を90度立てて、光を壁面に当て間接照明として使ってもよいかもしれません。

【itis】
ランプ:5W LED ×1
サイズ:φ120×h400mm
カラー:ブラック、ホワイト
素材:ポリカーボネート 鋼塗装仕上
取り扱い:Artemide
※タッチ式スイッチ


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