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LED照明の素朴な疑問を解決!

究極の省エネランプとして注目を集めるLED照明。どんどん浸透しつつあります。とはいえ、住宅用の照明器具としてはまだ馴染みの少ないLED、どんな選び方をしたらよいのでしょう?

執筆者:鈴木 理恵子

究極の省エネランプとして注目を集めるLEDの照明器具。数年前までは商業施設が中心でしたが、今は住宅で使いやすい、LEDを使った照明器具がドンドン出ています。
とはいえ、住宅用の照明器具としてはまだ馴染みの少ないLED、どんな選び方をしたら良いのかが気になります。 LEDの照明器具を選ぶときの注意点をコイズミ照明で伺ったのでご紹介しましょう。

LEDの個数が明るさのポイント

LEDの照明器具を選ぶときには、デザインもさることながら明るさが気になります。
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小さな目玉のようなLEDがいくつか集まって一つの照明器具になります。(提供元以下すべて:コイズミ照明)
「LEDの照明器具を良くみると、小さな球が集まっているのがわかりますね。選ぶときには、この球数と光の広がりに注意してください」とコイズミ照明の吉田さん。

LEDはこの一球一球から光が出ています。LEDには、パワーの強い高効率タイプと物をより美しくみせる高演色タイプがあるのですが、最近は、演色性能も高くパワーも強いLEDがでてきています。それでも、一つだけでは明るさが十分でないので、いくつかの球を組み合わせますから、基本的にはこの球が多ければ明るいことになります。

「住宅用の照明器具としてこの球が約3~10球のものがよく使われています。メーカーによっても表記・仕様が異なりますが、たとえばコイズミ照明の場合、右のような5球で5.5W のものは白熱灯でいうと60Wに相当します」とのこと。

集光させる?拡散させる?

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25度の狭い角度で、飾り棚をくっきりと照らした事例。
それから光の広がる角度もポイントです。「LEDも白熱灯のダウンライトのように、拡散するタイプとスポットのように集中するタイプがあるんですよ」と吉田さん。

もともと、LEDは光があまり広がらない性格ですが、LEDの出す光を調節するレンズや反射板によって、光の角度も調整することができます。「光の広がり方によって直下の明るさが変わってきます。同じ光であれば、広がりが大きければ直下は暗め、狭ければ直下は明るくなりますよ」。

計画の際には、どんな風に照らしたいのかを考えて光の角度を選びましょう。例えば、飾棚の上の照明でくっきりと対象を浮かび上がらせたい場合には光の広がりが狭いものを、廊下やリビングの全般照明として使うのであれば広いものを選ぶと良いですね。

色が選べるLED

さらに嬉しいことに、LEDは光の色を選ぶことができます。住宅で主に使われるのは、白熱灯のような赤っぽい光の電球色タイプと昼間の光のような白色タイプ。蛍光灯と似ていますね。これも求める効果によって使い分けてくださいね。


LED選びの落とし穴となる注意点などをお伝えします。
眩しさに要注意>>
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