ママの体の変化
「おしるし」「陣痛」「破水」が出産の始まりの3つのサイン
いよいよ出産間近。胎動が少なくなり、子宮も下がってくるので食欲が戻ってきます。逆に膀胱が圧迫させるのでトイレが近くなり、残尿感があることも。
赤ちゃんは突然生まれることはありません。出てくる前に必ずサインを送ってくれます。それは「おしるし」「陣痛」「破水」の3つです。赤やピンク色など血液の混じったおりものが「おしるし」。その後、お腹の張りがだんだん強くなり、「陣痛」が始まります。
初めは不規則な陣痛が、だんだん規則的になり10分に1回続くようになったら、病院へ。いよいよお産が始まります。陣痛後、子宮口が全開に近くなったころに「破水」が起こり、赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れて中の羊水が出きます。陣痛前に破水があった場合は、すぐに病院に向かいましょう。陣痛の間隔が短くなると、つらくなり、いきみたい気持ちになりますが、呼吸法などでうまく乗り切りましょう。子宮口が全開大になると、いよいよ分娩台へ。助産師さんの「いきんで」の指示に合わせて、力いっぱいいきみます。赤ちゃんの頭が見えてきたら、いきみはストップ。短い呼吸を繰り返していると、赤ちゃんが生まれてきます。
ママの心の変化
赤ちゃんの誕生間近になると「無事出産できるだろうか」という不安と、「どんな赤ちゃんが生まれるのだろう」という期待感が入り交ざってきます。育児書を読んだり、子供の育て方をパパと話し合うなどして、出産後の生活もイメージしておくといいでしょう。
パパだからできること
生まれる直前は緊張感が高まります。ママとコミュニケーションを頻繁にとって体の様子を把握しましょう。出産当日はパパが一番活躍するとき。病院までのルートを考えておくだけでなく、パパが不在中にはタクシーを利用する、実家から助っ人を呼ぶなどを考えておきましょう。陣痛はママが一番つらいとき。パパがそばにいてくれるだけで精神的な支えになります。腰やお腹をマッサージしたりして、はげましてあげて。出産後は2人で赤ちゃんの誕生の喜びを分かち合うとともに、ママへ「お疲れさま」などの言葉かけも。
この時期を楽しく乗り越えるには
出産前は、2人でお散歩したり、股関節体操をしたりして、ゆっくりと2人だけの時間を過ごして。ママの退院時の洋服を買いに行くのもいいでしょう。
お腹の赤ちゃんと遊ぼう
出産の瞬間に備えて、ビデオやカメラの準備を。胎動は少なくなりますが、赤ちゃんの名前を考えたり、出産後に授乳タイミングを覚えたりして、これから2人で赤ちゃんのお世話をしていく準備もしましょう。
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出産の流れ