分娩第一期(陣痛開始~子宮口全開まで)
外へ出るからね!
いよいよ誕生!
陣痛が10分間隔になってから、徐々に子宮口が開き、10cm程度までになる時期を分娩第一期といいます。子宮口が開いていくにしたがって、赤ちゃんは横向きに骨盤入り口に入っていく準備をします。陣痛の感覚がだんだん短くなり、いよいよお腹の外へ。
分娩第二期(排臨~発露、誕生まで)
頭がぴょこん!
陣痛が強くなってくるといきみたくなりますが、赤ちゃんの回旋をさまたげることにも。ママは落ち着いて助産師さんの声を聞きましょう。赤ちゃんが回旋をしながらおりてきます。赤ちゃんの頭が骨盤の底に到達すると、いきむたびに赤ちゃんの頭が見え、やめると引っ込みます。これが「排臨」です。さらに進んでいきみをやめても赤ちゃんの頭が引っ込まなくなります。これを「発露」といいます。その後は、赤ちゃんが自分の力で出てくるよう、ママは浅い呼吸に切り替え、会陰に負荷がかからないようにしましょう。赤ちゃんは、頭が完全に出ると横向きになり、肩が片方ずつ出てきます。そのあとは、羊水や血液といっしょに全身がスルッとスムーズに出てきます。
分娩第三期(誕生後~胎盤が出るまで)
上手に息をした証拠が産声だよ!
ママの体外に出ると、まずへその緒が切られます。そしてすぐに管で羊水や粘液を吸い出してもらいます。すると赤ちゃんは初めて自分で息を吸って産声をあげます。この時から赤ちゃんは肺呼吸を始めます。さあ、パパやママと、初めてのご対面です。このあと、出生体重や身長などを測定します。赤ちゃんが生まれてから数分後に、胎盤も排出されます。これを後産といいます。会陰切開をした場合は、縫合をし、お産はこれで完了です。赤ちゃんと一緒の生活がスタートします。
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