生後7ヶ月の赤ちゃんの成長と生活・育児のポイントは?
おすわりができ、両手が開放されると手遊びのレパートリーが広がります
■生後7ヶ月の赤ちゃん・目次■
【おすわり】腰がしっかりして、支えなくても座れる赤ちゃんも
腰がしっかりしてきて、支えがなくてもひとりで座っていられるようになる赤ちゃんも。まだまだ前かがみの子もいますが、8ヶ月ころには、背筋をまっすぐにした安定したおすわりになってくるでしょう。両手が開放されると、手遊びのレパートリーが広がります。右手に持ったおもちゃを左手に持ちかえたり、おもちゃを両手に持って打ち合わせたりする子もいます。手先の動きも複雑になって、紙を破いたり、ティッシュを引っ張り出したり、出っ張りを押したり……。ものをつかむときも、指をじょうずに使い始めます。 お座りして後ろに倒れないか心配していたパパやママも、安心して見ていられるように。向かい合って、手を使った遊びをいっぱいしてあげましょう。
【ずりばい】腹ばいの姿勢のまま、両手で体をずって進む子も
上手に前に進める子もいれば、後ろに下がってしまう子も。動き方は赤ちゃんによって違って、それぞれにかなりユニーク
じょうずに前に進むことができる子もいれば、後ろに下がってしまう子、うまく交互に手を出せない子や左右に曲がってしまう子もいます。動き方は赤ちゃんによって違って、それぞれにかなりユニーク。とても微笑ましい移動方法ですが、赤ちゃんは真剣そのもの。
欲しいおもちゃに近づくことができないと、ギャーと泣きだすこともあります。赤ちゃんの気持ちを推し量り、「これがほしいの?」と取ってあげましょう。
【夜泣き】成長の一つの段階で、いずれは自然となくなるもの
このころから、夜泣きをする赤ちゃんが増えてきます。やっと寝たと思ったら数時間して急に激しく泣きだし、なんとか寝かせるとまたしばらくして泣きだす……と、夜中に何度も起きる子や、決まって同じような時間に起きる子、火がついたように大声で泣き出す子や、声は小さいけれどいつまでもシクシクと泣き続ける子もいます。夜泣きの原因ははっきり分かっていません。しかし、成長の一つの段階であって、いずれは自然となくなるものです。しばらくの間だけと割り切って、優しく抱っこして別の部屋へ移動したり、外に出たり、子守唄を歌ったりしてあげましょう。ママがずっと泣きやまない赤ちゃんの相手をしているのはとても大変。パパも夜泣きの相手を勝って出ましょう。
【離乳食】1日2回、毎日同じ時間帯にあげましょう
かたさの目安は、豆腐やプリンなど舌で軽くつぶせるくらいに
舌を上下に動かして、食べものを上あごでつぶせるようになります。かたさの目安は、豆腐やプリンなど舌で軽くつぶせるくらいに。最初は、これまでのベトベト状のメニューに、豆腐を少し加えるくらいにして、少しずつ慣れさせていきましょう。
【便秘】不機嫌で、お腹が張り、食欲ダウンしてたら要注意
離乳食が進むに連れて、うんちの回数は減って、だんだんと堅くしっかりしたうんちになってきます。毎日何回も出ていたうんちが1日に1回程度、または1~2日出ないこともあるかもしれません。消化器官が離乳食に慣れてきたためなので、機嫌がよくて、よく食べているのなら心配ありません。不機嫌で、お腹がかたく張っていて、食欲もダウンしてくるようなら、便秘の可能性があります。繊維質の多いいも類などの野菜を増やしたり、柑橘系果物を絞った果汁を与えてみましょう。水分を多めに与え、体をたくさん動かして遊ばせましょう。お腹を時計回りにマッサージするのも効果があるようです。
それでもうんちが出ず、お腹がパンパンに張っていたり、赤ちゃんがつらそうにしていたら、小児科医に診せましょう。
【乳歯】下の前歯2本が生え始める子も
口に手を入れてぐずったり、唇を震わせてぶくぶく泡を吹くのは、歯が生え始めているサイン
なんとなく機嫌が悪く、口の中を触ってばかりいたり、口に手を入れてぐずったり、唇を震わせてぶくぶく泡を吹くようにしたりするのは、歯が生え始めているサインかもしれません。
歯が生えてきても、歯を使って食べることはまだできません。虫歯の心配はまだほとんどありませんが、離乳食後には湯ざましを飲ませたり、寝る前にはガーゼで歯をかるく拭いたりするようにしましょう。熱を出した水分補給に子ども用のイオン飲料を飲ませた場合にも、あとから母乳や白湯を飲ませ、口の中を流しましょう。今から口の中を清潔にすることを習慣にしておくと、これから先、本格的に歯磨きを教えるときにとても楽になります。
【遊び】携帯電話やリモコンなど、日常のものがおもちゃに
ママやパパのことが大好きで、ママやパパが持っているものや、普段よく使っているものに興味を持つようになります。携帯電話やテレビのリモコン、デジカメやパソコン、お玉やしゃもじなどの調理用具などに手を伸ばして、つかんだら、引っ張ったり、押したり、ぶつけたり、なめたりと夢中になります。手で自由につかめるようになると、思わぬ事故につながることもあります。何でも「ダメ」と禁止せずにすむように、いじられたくないものや、危険なものは、赤ちゃんの手が届かない、視界に入らないところに置きしましょう。
既製のおもちゃでなくても、洗濯ばさみをかごから出したり入れたり、ボールを叩いたり、危なくない調理用品など日常で使う物も大好き。ママやパパと同じことがしたい赤ちゃんは大喜びです。少しずつですが真似っこ遊びもできるようになります。
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