高画質に長時間録画したければ
アナログ放送の録画はゴーストなどの影響である程度、オリジナルに対して画質が劣化しています。そのため、XPなど高画質モードで録画しても、SPに対してビットレートに正比例して高画質にはなりません。これに対して、地デジ録画では放送されたものと同じクオリティの映像をハードディスクに録画できます。DVDにダビングするには変換して記録するわけですが、オリジナルが高画質であるため、XPやSPに再エンコードしても、アナログ録画の場合より高画質なDVDを作ることができます。
録画種類 | 解像度 | ビットレート |
DR(地デジHDモード) | 1920×1080 | 約17Mbps |
DR(地デジSDモード) | 720×480 | 約10Mbps |
XP | 720×480 | 約9Mbps |
SP | 720×480 | 約4.2Mbps |
LP | 720×480/352×480(機種による) | 約2.2Mbps |
録画モードによる解像度とビットレートの違い。 |
そして、より容量が大きな2層(DL)のDVDを使うことで、一段上の高画質モードで記録することができ、より高画質なダビングDVDを作成できます。
1層のDVDで2時間の映像を収録しようとするとSPモードでしか記録できませんが、2層DVDであればSPモードで約3時間半、一段上のXPモードで約1.8時間の映像を収録できます。最近の映画は2時間以上のものも多いので、これらをSPモードで記録することもできます。また、TVドラマでも45分のものなら、ディスク1枚に2話をXPモードで記録できます。
ちなみにすべての地デジレコーダーがCPRM対応DVD-R DLへの書き込みに対応しているわけではないので、必ずマニュアルなどを確認してください。