4.お金の勉強
お金が増える家庭の夫婦は、マネーに関する知力と品格が高いように感じます。マネーと一言にいってもその範囲は、単に預貯金や資産運用についてということではなく、人生全体のライフプランやマネープラン、個別には税金・年金などの社会保障・住宅ローン・教育費・老後資金・貯蓄・運用・経済状況・金利・政治・国際情勢などについてです。筆者のマネースクールのひとコマ。多くの人から「もっと早く勉強しておけばよかった」「マネーのことは知ると知らないとでは大違い」という言葉がでます
専門職や学者である必要はありませんので、それら全てに精通しなければならないということはありません。
関心をもつことが大切です。新聞・ニュース・雑誌・書籍・ネットなど、手軽に情報がとれる時代です。マネーに対して感度の良いアンテナを持っている人と、無関心の人とではやはり大きな差が出てきます。
また、溢れる「情報」に振り回されないようにするためには、しっかりとマネーに関する「知識」や「原理原則」を身につけたいところです。
欧米社会と違って、金銭教育を受ける場のなかった日本人ですが、マネースクールなどが身近で開催されていれば、一度は正しいマネー知識や考え方を学習したいですね。
5.夫婦が共通する将来の目的に向けて取り組んでいる
将来のことや希望を考えない大人が増えています。家計の相談にのっても、これからどんな人生を過ごしていきたいですか?何か夢はありますか?と尋ねると、「えっ?そんなこと考えたこともなかった」というご夫婦も多いです。もしくは夫婦でお互いの今後の人生における夢や希望を、知らないということも時々見受けられます。このような場合、今後、進んでいく方向が明確でなかったり、惰性で日々を過ごしてしまいがちになり、貯蓄効率も悪くなります。
夫婦がお互いに望む人生を共有化したり、それぞれの夢や目標を理解することで、これまで日々の生活でバラバラに取り組んでいた貯蓄や準備などが、グンと効率良くなることもあります。
夫婦や家族の将来のことについて話し合ったことがあまりなければ、一度、ライフプランについて夫婦で話をしてみることをおススメします。目標に向けて日々の生活も楽しくなり夫婦の会話の時間も増え、夢や目標の実現に向けて効率も上がります。