家計相談を受けると、50代の家計は世帯による差が大きいことを実感します。このことは貯蓄額のデータにも表れています。50代の貯蓄額のデータを紹介します。

50代の家計、平均貯蓄額は1124万円

50代の貯蓄額

50代の貯蓄額は世帯による差が大きい

20代や30代の頃は、50代にもなればきっと落ち着いて…、資産もそれなりに増えて…と想像しているものですね。世帯主の年齢別の貯蓄額を見ても、50代は60代に次いで平均貯蓄額が多くなっています。60代の1765万円には及びませんが、50代の平均貯蓄額は1124万円あり、614万円である40代の2倍弱です。

しかし、細かくその中身を見ていくと、差が大きいことがわかります。

50代の貯蓄額の分布は次の通りです。
  • 貯蓄がない世帯:29.5%
  • 貯蓄額100万円未満:4.3%
  • 貯蓄額100万円~200万円未満 : 3.5%
  • 貯蓄額200万円~300万円未満 : 3.6%
  • 貯蓄額300万円~400万円未満 : 3.8%
  • 貯蓄額400万円~500万円未満 : 4.3%
  • 貯蓄額500万円~700万円未満 : 6.2%
  • 貯蓄額700万円~1000万円未満 : 5.1%
  • 貯蓄額1000万円~1500万円未満 : 9.6%
  • 貯蓄額1500万円~2000万円未満  :7.2%
  • 貯蓄額2000万円~3000万円未満 : 5.2%
  • 貯蓄額3000万円以上 : 11.1%
(家計の金融行動に関する世論調査2014(2人以上世帯調査)より)

平均貯蓄額は1124万円ですが、もっとも多いのは貯蓄がない世帯。次に多いのは3000万円以上の世帯、その次が1000万円~1500万円未満の世帯です。中央値(調査した世帯を少ない順から並べたときに真ん中に位置する世帯の貯蓄額)は408万円です。

年収が高いのに貯蓄ゼロ世帯も

では、年収別の貯蓄額はどうなっているのでしょうか? 貯蓄ゼロ世帯の割合、平均貯蓄額、中央値を紹介します。
  • 年収300万円未満 貯蓄ゼロ世帯53.3%、平均385万円、中央値0円
  • 年収300万円~500万円未満  貯蓄ゼロ世帯42.6%、平均526万円、中央値55万円
  • 年収500万円~750万円未満  貯蓄ゼロ世帯22.9%、平均1119万円、中央値620円
  • 年収750万円~1000万円未満  貯蓄ゼロ世帯19.7%、平均1541万円、中央値900万円
  • 年収1000万円~1200万円未満  貯蓄ゼロ世帯9.3%、平均1776万円、中央値1485万円
  • 年収1200万円以上  貯蓄ゼロ世帯10.6%、平均3621万円、中央値2140万円
(家計の金融行動に関する世論調査2014(2人以上世帯調査)より)

年収が上がるにつれて平均貯蓄額も中央値も高くなります。年収1200万円以上の世帯では平均貯蓄額は3621万円! 一方で年収500万円~1000万円未満の世帯では約2割、年収1000万円以上の世帯でも約1割、貯蓄を持っていない世帯があります。

住宅ローンを抱えて、教育費もピークまっただ中ということでしょうか?

現役引退後の生活資金として、いくらくらい用意しておいた方がいいかは、受け取る公的年金や勤務先からの退職金にもよりますから一概には言えません。自分の状況や将来どのように暮らしたいかにより自分なりの目標を設定することになります。準備のための残り期間が10年前後になってきた50代は、まず家計の現状を把握して、早急に対応を考える必要があります。

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