準備STEP.1-1 HTMLで表を書く
まずは、HTMLで表を作成しましょう。
シンプルな表を作りたい場合、次のようなHTMLを書けば十分です。
<tr><th>ヘッダ1</th><th>ヘッダ2</th></tr>
<tr><td>中身1</td><td>中身2</td></tr>
</table>
表全体を <table>~</table> で囲み、1行を <tr>~</tr> で作ります。 セル1つ1つは <td>~</td> で作れます。ヘッダ用のセルの場合は、<th>~</th> で作れます。この4種類の要素(HTMLタグ)さえ知っておけば、とりあえず表は作れますね。
これを表示すると、次のようになります。(※見やすいように罫線を表示させています)
ヘッダ1 | ヘッダ2 |
---|---|
中身1 | 中身2 |
装飾も何もない表ですが、とりあえず「表」にはなっていますね。
準備STEP.1-2 スタイルシートでデザインするために
さて、スタイルシートで複雑な装飾を施すためには、もう少しHTMLに加えておきたい要素があります。 以下のソースを見て下さい。後からスタイルシートで装飾することを考えて、表の「ヘッダ」や「本体」・「フッタ」を示す要素(タグ)も省略せずに記述することがポイントです。
<thead>
<tr><th>ヘッダ1</th><th>ヘッダ2</th></tr>
</thead>
<tfoot>
<tr><td>フッタ1</td><td>フッタ2</td></tr>
</tfoot>
<tbody>
<tr><td>中身11</td><td>中身12</td></tr>
<tr><td>中身21</td><td>中身22</td></tr>
</tbody>
</table>
上記のHTMLソースには、thead, tbody, tfoot という3つの要素を加えています。
これらは、<thead>~</thead>が表のヘッダ(上部)、<tbody>~</tbody>が表の中身、<tfoot>~</tfoot>が表のフッタ(下部)を表しています。
※表の中身(tbody)よりも表のフッタ(tfoot)を先に記述します。 これは、大きな表を表示する際に、中身を読み切る前にフッタを表示できるように、フッタを先に記述できる仕様になっているからです。 なお、誤ってtfootよりもtbodyを先に記述しても、(少なくとも代表的なブラウザでは)表示上の問題は特にありません。
これらの要素を省略しても見た目に変化がないので、記述したことのない方々も多いかもしれませんね。 上記のソースを表示すると、以下のように見えます。
ヘッダ1 | ヘッダ2 |
---|---|
フッタ1 | フッタ2 |
中身11 | 中身12 |
中身21 | 中身22 |
theadやtbodyなどの要素を記述することによって、「ヘッダだけの装飾」や「フッタだけの装飾」などが簡単になります。 これらの要素は、省略せずに記述しておきましょう。
※装飾しない場合でも、ヘッダやフッタの領域を明確に表現できるメリットもあります。
準備STEP.2 サンプル表のHTML上のポイントを確認
それでは、今回のサンプルで使う表のHTMLを書いてみましょう。
表をワープロ並みに装飾する手順 (目次)
- [HOME] はじめに:表の罫線をワープロ並みに装飾したい
- [準備STEP.1] HTMLで表を書く
- [準備STEP.2] サンプル表のHTML上のポイントを確認
- [実践STEP.1] 表の外枠を描く
- [実践STEP.2] 表の内側の線を描く
- [実践STEP.3] 縦線と横線で線種を変える
- [実践STEP.4] 表のヘッダ(上部)だけ装飾を変更する
- [実践STEP.5] 表のフッタ(下部)だけ装飾を変更する
- [実践STEP.6-1] 表の文字サイズを指定する
- [実践STEP.6-2] セルの余白を指定する
- [実践STEP.6-3] 文字を左右に寄せる
- [実践STEP.6-4] 文字と文字の間隔を広くする
- [実践STEP.6-5] フォントを指定する
- [まとめ] 記述したスタイルシートのまとめ