ホームページ作成/テーブル(表)の作成・装飾 (HTML,CSS)

スタイルシートでワープロ並みに表を装飾!(2ページ目)

ワープロで表を作成すると、様々な罫線で表を装飾できますね。そのような表をウェブ上でも作ってみたいと思いませんか? スタイルシートとHTMLで、複雑な表の装飾も自由自在に作れるようになりましょう。

西村 文宏

執筆者:西村 文宏

ホームページ作成ガイド

準備STEP.1-1 HTMLで表を書く

まずは、HTMLで表を作成しましょう。

シンプルな表を作りたい場合、次のようなHTMLを書けば十分です。

<table>
   <tr><th>ヘッダ1</th><th>ヘッダ2</th></tr>
   <tr><td>中身1</td><td>中身2</td></tr>
</table>

表全体を <table>~</table> で囲み、1行を <tr>~</tr> で作ります。 セル1つ1つは <td>~</td> で作れます。ヘッダ用のセルの場合は、<th>~</th> で作れます。この4種類の要素(HTMLタグ)さえ知っておけば、とりあえず表は作れますね。

これを表示すると、次のようになります。(※見やすいように罫線を表示させています)

ヘッダ1 ヘッダ2
中身1 中身2

装飾も何もない表ですが、とりあえず「表」にはなっていますね。
 

準備STEP.1-2 スタイルシートでデザインするために

さて、スタイルシートで複雑な装飾を施すためには、もう少しHTMLに加えておきたい要素があります。 以下のソースを見て下さい。後からスタイルシートで装飾することを考えて、表の「ヘッダ」や「本体」・「フッタ」を示す要素(タグ)も省略せずに記述することがポイントです。

<table>
   <thead>
      <tr><th>ヘッダ1</th><th>ヘッダ2</th></tr>
   </thead>
   <tfoot>
      <tr><td>フッタ1</td><td>フッタ2</td></tr>
   </tfoot>
   <tbody>
      <tr><td>中身11</td><td>中身12</td></tr>
      <tr><td>中身21</td><td>中身22</td></tr>
   </tbody>
</table>

上記のHTMLソースには、thead, tbody, tfoot という3つの要素を加えています。
これらは、<thead>~</thead>が表のヘッダ(上部)、<tbody>~</tbody>が表の中身、<tfoot>~</tfoot>が表のフッタ(下部)を表しています。

※表の中身(tbody)よりも表のフッタ(tfoot)を先に記述します。 これは、大きな表を表示する際に、中身を読み切る前にフッタを表示できるように、フッタを先に記述できる仕様になっているからです。 なお、誤ってtfootよりもtbodyを先に記述しても、(少なくとも代表的なブラウザでは)表示上の問題は特にありません。

これらの要素を省略しても見た目に変化がないので、記述したことのない方々も多いかもしれませんね。 上記のソースを表示すると、以下のように見えます。

ヘッダ1 ヘッダ2
フッタ1 フッタ2
中身11 中身12
中身21 中身22

theadやtbodyなどの要素を記述することによって、「ヘッダだけの装飾」や「フッタだけの装飾」などが簡単になります。 これらの要素は、省略せずに記述しておきましょう。
※装飾しない場合でも、ヘッダやフッタの領域を明確に表現できるメリットもあります。

準備STEP.2 サンプル表のHTML上のポイントを確認

それでは、今回のサンプルで使う表のHTMLを書いてみましょう。

それでは、次のSTEP.2へ! >>

表をワープロ並みに装飾する手順 (目次)

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