ベルリン/ベルリンの観光

ベルリン旅行のモデルコース(5ページ目)

東西ドイツの再統一から20年。冷戦時には東西に引き裂かれていた町ベルリンには、ドイツが辿ったドラマチックな歴史が凝縮されています。分断と再統一のスポットに加えて、かつてのプロイセン王国の都、現在では最新の現代建築の町としての名所を訪ねながら、個性豊かな町ベルリンを体験できる一日観光プランを提案します。

執筆者:尾方 綾子

17:00 ポツダム広場

カラフルなオブジェがアクセントになっている現代建築街

現代建築街のアクセントはカラフルなオブジェ

ソニーセンター

ソニーセンター

ポツダム広場の魅力は、斬新でスタイリッシュな現代建築群。19世紀には交通の要衝として発展していたものの、戦争により壊滅。戦後はベルリンの壁しかない殺伐とした場所になりましたが、壁崩壊後、世界中のスター建築家たちが手がける最新の現代建築が集中するエリアに生まれ変わりました。

ポツダム広場の観光は、ポツダマー通りの南側、通称ダイムラーシティと呼ばれるエリアから始めてみましょう。ドイツの大手自動車メーカー、ダイムラーが出資して都市開発を進めたエリアで、19の現代建築が林立しています。ショッピングセンターやデザインホテル、劇場などが並ぶ中、カラフルな現代アートのオブジェが配されています。

ダイムラーシティを見学後は、ポツダマー通りの北側にあるガラス張りの巨大な建築、ソニーセンターへ向かいます。中央の噴水を取り囲むようにカフェやレストラン、博物館や映画館などが連なる様はまるでひとつの町のよう。ソニーセンターをぐるりと見学したら、夕食の時間も近づく頃。一日観光の締めに、ここぞベルリン!という場所で食事を楽しむのはいかがでしょう?

 

18:00 ウンター・デン・リンデン散策&夕食

菩提樹の並木が美しいウンター・デン・リンデン

菩提樹の並木が美しいウンター・デン・リンデン

午前中にはほとんど素通りしてしまったウンター・デン・リンデンは、劇場や旧宮殿など美しい建物も多いエリア。ポツダム広場からは北に1kmほどとアクセスもしやすいです。雰囲気の良いカフェやレストランにも事欠かないので、散策しながら素敵なレストランを探すなら最適なロケーションですよ。交通機関を使うなら、ポツダム広場から各駅電車Sバーンで一駅目のブランデンブルガートーア(Brandenburger Tor)で下車します。

最後に、ウンターデンリンデンで観光客にも人気の2店を紹介したいと思います。先ずは老舗カフェ、アインシュタイン。ウィーン風の落ち着いた店内で、メインディッシュや軽食のメニューも豊富です。続いてはブランデンブルク門に隣接するおしゃれな文学カフェ・レストラン、テオドール・トゥヒャー。モダンなドイツ料理にワインが美味しいお店です。

<DATA>
Cafe Einstein(カフェ・アインシュタイン)
営業時間:毎日8:00~翌1:00

Theodor Tucher(テオドール・トゥヒャー)
営業時間:毎日7:00~翌1:00
  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます