地元料理2 広東料理(粤菜)
人気の老舗広東料理店「陶陶居」の代表メニュー。 (c) Miyuki Kume
広東料理とは広州、順徳、潮州、客家といった広東省各地のご当地料理の集合体。数多くの食材を使うことで有名ですが、海鮮や乾物を使ったメニューが有名。料理法や調味料も数多くあり、医食同源の考え方から漢方素材も広く活用されています。健康を意識したヘルシーフードの先駆けともいえます。
広東料理の代表メニュー1 飲茶(点心)
美しいデコレーションが自慢のグランド・リスボアにある「エイト」の点心 (c) Miyuki Kume
點心はエビシュウマイやチャーシュー、チャーハンなど、定番メニューが各種揃いますが、海鮮系のラインナップが豊富なのもマカオの特徴。高級店では素材だけでなく盛りつけにもこだわったものが多く、味だけでなく美しい職人技を目で楽しむこともできると人気です。
広東料理の代表メニュー2 フカヒレ
コラーゲンたっぷりで美肌効果も。ヴェネチアンにある「カントン」にて撮影 (c) Miyuki Kume
フカヒレを使ったメニューの代表はフカヒレスープ。濃厚なエキスのスープにコラーゲンたっぷりの具が惜しみなく入っているのがマカオならではの贅沢です。高級食材として有名なアワビや燕の巣を使った料理もマカオでは一般的で、どちらも日本や香港に比べてリーズナブルと言われています。
広東料理の代表メニュー3 火鍋
新鮮な魚介類を使った火鍋を一年中楽しめる 写真提供:16號碼頭徳興(澳門)火鍋 - 北京街總店
広東スイーツ
漢方由来の自然の素材を活かした広東スイーツの数々。スイーツ専門店「甜香園」にて撮影 (c) Miyuki Kume
例えば暑い夏なら、ただ氷で冷やしたアイスではなく、身体を冷やす効果のある漢方成分を使ったスイーツを食べるのが広東流。お店ごとにシェフが考案した季節ごとの新メニューを食べ歩くのも楽しみの1つです。
スイーツは専門店もあれば、広東料理レストランで食後のデザートとして用意されている場合もあります。なお、マカオでは男性もスイーツが大好き。会食の後、ちょっと一杯お酒を飲むのではなく、ちょっと一皿スイーツを、といった流れが一般的のため、スイーツ専門店の閉店時間が深夜ということも珍しくありません。
ここでご紹介したマカオ料理と広東料理以外にも、マカオでは世界各地の味が幅広く楽しめます。世界を代表するグルメタウンへ変貌を遂げるマカオをご訪問の際は、どうぞお腹いっぱいになるまで食べ歩きをお楽しみください!
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