多摩地区等のマル乳は大きく改善!
多摩地区も助成内容がかなり充実した内容に
各市町の違いは、23区と同様に入院時の食事療養標準負担額を助成の対象にしているかが主なポイントになります。ただ一部ではまだ所得制限を設けている市町も残っています。
■入院時の食事標準負担額(食事代)も助成する市町は?
国立市と武蔵村山市のみで、東久留米市は0歳児のみ助成対象となっています。顔ぶれは2008年と変わっていません。他の市町は全て自己負担となっています。
■所得制限を設けている市町
2008年調査以降、多くの市町で所得制限が撤廃され、今では三鷹市と大島町と八丈町のみとなりました。三鷹市は0歳児のみ所得制限がありません。
多摩地区等のマル子は全て中学3年まで!
都の制度改定に合わせて多くの市町が平成21年10月に改定しています。都の制度では、入院は健康保険の自己負担額を助成(入院時食事療養標準負担額は除く)、通院は健康保険の自己負担額から一部負担金(通院1回につき200円(上限額))を控除した額を助成となっていますが、それに市町独自の上乗せ(通院時の自己負担額、入院時の食事標準負担額の助成、所得制限の有無)をどのように設定しているかで違いがでています。■通院も自己負担額を助成(一部負担金200円なし)+所得制限なし
武蔵野市 日の出町 奥多摩町
この3市町だけは、所得制限を設けずに中学3年まで医療費の自己負担額を全額助成する内容になっています。ただ、入院時の食事標準負担額(食事代)は3市町とも自己負担です。※府中市も自己負担額を全額助成する内容ですが、所得制限の有無について確認できませんでした。
■中学3年まで所得制限なし
西東京市 青梅市 福生市 羽村市
通院では一部負担金が200円を上限にありますが、所得制限はありません。高所得層にとっては有難いことです。入院時の食事標準負担額(食事代)は3市町とも自己負担です。
■通院も自己負担額を助成(一部負担金200円なし)
大島町 八丈町
所得制限はありますが、通院の時の一部負担金がありません。入院時の食事標準負担額(食事代)は3市町とも自己負担です。
■入院時の食事標準負担額(食事代)も助成
国立市 武蔵村山市
マル子では2市のみ食事標準負担額も助成します。ただ、所得制限や一部負担金はあります。
■市町独自の上乗せなし
八王子市 立川市 三鷹市 昭島市 調布市 町田市 小金井市 日野市 国分寺市 狛江市 東大和市 多摩市 稲城市 小平市 東村山市 清瀬市 東久留米市
あきる野市 瑞穂町
多摩地区の多くの市町は、所得制限あり、一部負担金あり、入院時の食事代は自己負担となっています。※国分寺市は食事標準負担額の助成について記載なし
都が積極的に子育て支援を推進していることで、都内各区市町村の子どもの医療費助成は随分と内容が充実してきました。子育て中やこれから出産を予定している人は、他の支援制度も含めて十分に内容を確認し、積極的に活用していきましょう。そうすることで、子育ての不安や負担が軽減し、住みやすくお財布にもやさしい生活が実現していくのではないでしょうか。
※子どもの医療費助成制度の詳細や今後の改定予定については各区市町へ直接確認して下さい。