結婚のお金/結婚費用まるわかり

新婚旅行の費用はいくら必要?平均は71万7000円!

結婚を決めたカップルにとって、新婚旅行は一番楽しいイベントかも。「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」によると、新婚旅行の平均費用は、お土産代もあわせて計71万7000円ということです。きちんと予算を決めてしっかりと計画をしましょう!新婚旅行に人気のハワイ、グアム、ヨーロッパ、オーストラリア、北海道、沖縄などの費用の目安、また旅行の計画をたてる上で注意するべきポイントをご紹介します。

福一 由紀

執筆者:福一 由紀

ファイナンシャルプランナー / 仕事・給与ガイド

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新婚旅行の費用、平均的な相場をチェック!

結婚を決めたカップルにとって、新婚旅行は2人だけの楽しみなイベントですね。結婚式や披露宴などは、親戚や会社関係などに左右されることがありますが、新婚旅行はそんな気遣いは関係ありません。
新婚旅行の費用平均

新婚旅行の費用は、一体いくらくらいかかる? 

この新婚旅行、だいたいどれくらいの費用がかかるのでしょうか? リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」から、新婚旅行に関するお金情報をご紹介しましょう。
   

新婚旅行の平均費用は、お土産代もあわせて計71万7000円

結婚にかかる費用の全国平均データ(推計値)(単位:万円)  ※「結納・婚約~新婚旅行までにかかった費用総額」の算出に用いた各項目の平均金額は、結納・会場費および両家の顔合わせ・会場費については実施した人 の、その他の項目については費用の発生した人が対象。各項目の平均金額の合計は、「結納・婚約~新婚旅行までにかかった費用 総額」とは一致しない(出典:リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」)

結婚にかかる費用の全国平均データ(推計値)(単位:万円)  ※「結納・婚約~新婚旅行までにかかった費用総額」の算出に用いた各項目の平均金額は、結納・会場費および両家の顔合わせ・会場費については実施した人 の、その他の項目については費用の発生した人が対象。各項目の平均金額の合計は、「結納・婚約~新婚旅行までにかかった費用 総額」とは一致しない(出典:リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」)

上の表は、結納・婚約~新婚旅行までにかかった費用の全国平均データ(推計値)です。総額は466万6000円。そのうち、新婚旅行には61万2000円かかっています。また、新婚旅行のお土産に10万5000円。合計すると71万7000円が新婚旅行にかかっているということですね。

新婚旅行にかかる費用は、結婚全体の約15%。この割合から見ると、新婚旅行の費用は軽視されがちかも。でも、披露宴はご祝儀もありますから、実質の負担度は変わってきます。もしかしたら、2人にとって一番費用負担が高いのが新婚旅行かもしれません。しっかりと計画を立てて、新婚旅行を計画していきましょう。
 

新婚旅行の費用、お土産代だけでも平均10万5000円

新婚旅行で忘れてはいけないのが、お土産代。新婚旅行のお土産は、結婚の挨拶も兼ねてお渡しするもの。お祝いをくれた人はもちろん、これからお世話になる人々などにも用意をしなくてはいけません。

上でも触れたように、新婚旅行のお土産代だけでも平均で10万5000円かかっています。お土産代を別に用意しておかないと、現地で大あわてするはめになるかもしれません。最近では、出発前に国内でお土産を予約することもできます。最初からお土産の予算を決めて購入しておくのもいいかもしれませんね。
 

新婚旅行の費用は、上昇傾向から横ばいに

2012~2018年の新婚旅行費用の首都圏平均データ(単位:万円) 。首都圏の新婚旅行費用の平均は年々上昇傾向に。2018年は前年比若干増(出典:リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」)

2012~2018年の新婚旅行費用の首都圏平均データ(単位:万円) 。首都圏の新婚旅行費用の平均は年々上昇傾向に。2018年は前年比若干増(出典:リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」)

新婚旅行の費用がどのように変わっているかをみてみましょう。同調査によると、2012年は50万円台だったのが、2013年に61万8000円と 60万円台になり2016年には64万7000円に。

2017年は1万円ほど減ったものの、2018年は1万円増え、64万6000円と、ここ数年では高額を維持しています。
 

妻の年齢で新婚旅行費用に16万円の差が

首都圏の妻の年齢別の新婚旅行費用(単位:万円) 。妻の年齢があがるにつれ費用も高額となっているが、35歳以上になると減少(出典:リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」)

首都圏の妻の年齢別の新婚旅行費用(単位:万円) 。妻の年齢があがるにつれ費用も高額となっているが、35歳以上になると減少(出典:リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」)

上の表は、首都圏における新婚旅行にかかったお金を妻の年齢別にまとめたものです。妻の年齢が24歳以下で52万6000円、25~29歳で65万3000円、30~34歳で68万6000円、35歳以上で57万7000円。妻の年齢が24歳以下と、30~34歳では16万円の差が出てきます。
 
妻の年齢が上がるにつれ費用は高額になる傾向ですが、35歳以上では減っています。ただ、35歳以上では100~110万円未満の層が14.3%を占めています。妻の年齢が上がるごとに旅行費用が上がっているといえます。海外旅行にも行き慣れて、より高額な旅行を選んでいるのでしょう。
 

新婚旅行で泊まるホテルのグレードはよく話し合って

旅行代金が大きく変わるのが、行き先の違いです。旅行会社のパンフレットなどを見れば一目瞭然ですね。行き先が決まっても、次はホテルのグレードによって金額が変わってきます。

ホテルのグレードにこだわるかどうかは、2人でよく話し合って決めることが大切です。料金の安さだけでホテルを選んでしまっても、新婚旅行の雰囲気が台無しになるかもしれません。かといって、ホテルや部屋だけにお金を贅沢にかけるというのもバランスが悪くなります。

予算を2人で考えて、ホテルや部屋にどれだけ重点をおくかを話し合っておくことが大切です。
 

新婚旅行代金の目安は、ハワイ4泊6日で1人25~30万円

このように、同じ行先でもホテルのグレードなどで旅行代金が大きく変わりますが、およその旅行金額をみておきましょう。

「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018」によると、新婚旅行の旅行形態で一番多かったのが「宿泊と移動手段(チケット)だけのパッケージツアー」(全体の45.0%)でした。また、旅行先はハワイが一番多く33.3%、続いてヨーロッパ13.4%、沖縄9.4%となっています。

多くの新婚旅行を手掛けている「JTB」が発売している人気プランの料金をみておきましょう。

【海外ハネムーンの人気プラン(料金は一人あたり)】
  • ハワイオアフ島4泊6日……25万~30万円
  • グアム3泊5日……10~25万円
  • ヨーロッパ6泊8日……20~35万円
  • オーストラリア5泊7日……25万円程度

【国内旅行カップル向け人気プラン(料金は一人あたり)】
  • 北海道3泊4日……5~15万円
  • 沖縄本島3泊4日……5~10万円
 

新婚旅行後に待っている現実の生活も忘れずに

最後に、新婚旅行から帰ったら、現実の生活が待っていることも忘れずに。多くの人が、結婚式や披露宴で金銭感覚が麻痺している中、旅行に出かけるわけです。一生に一度だからと新婚旅行で散財していると、大変なことになりますよ。

新婚生活は、いわば2人の生活のスタート。お金の使い方や貯め方、運用の仕方などをしっかりと考えて家計を管理していかないといけません。こんな時に、新婚旅行のカード請求がたくさんあったら大変。2人で金銭感覚を共有化していくためにも、新婚旅行の費用についてはしっかりと計画を立ててくださいね。

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