ドイツ旅行の服装
教会やお城では、かなりの距離を歩くことも。 写真はエーベルバッハ修道院の中世のワイン工場跡。
古城や旧市街といった観光名所では、徒歩での移動も多くなりがち。歩きやすい靴をご用意ください。冬場は道路が凍結することもあるので、滑りにくい靴が安全。ドイツの靴屋さんでは、防寒用や足をサポートするタイプの中敷きも揃っています。
寒い季節はもちろん、夏でも朝晩は冷え込むので上着は必需品。夏でもセーターを1枚持参しておくと、気候が急変した時に役立ちます。
また、冬の寒さは厳しいですが、暖房設備が発達したドイツの屋内はかなり暖か。季節に関わらず、重ね着で調整できると快適に過ごせますよ。
春秋は天気が変わりやすいので、折りたたみ傘もあると安心。とは言え、ドイツで長雨になることは少ないので、雨宿りでもやり過ごせることがほとんどです。
ドイツの飲料水
このマークがあるとデポジットを取られます。ドイツ語でデポジットはプファント(Pfand)と言います。
ペットボトルの多くには、1本当たり25セントのデポジットが取られます。空になったペットボトルは、同じ商品を扱っているお店や屋台で引き取ってもらえます。
ドイツのお酒とタバコ
ドイツでは有名ブランド以外に地ビールも充実。
ビールをレストランやカフェで飲む場合、生ビールのサイズは200~500mlが主流で、銘柄も5種類ほどあるのが普通。値段はサイズや種類によって2~4ユーロ程度です。
また、ドイツには禁煙法があり、駅や空港などの公共施設や飲食店は禁煙になっています。喫煙室がない限り、公共施設内では喫煙コーナーで、飲食店では屋外で一服しましょう。罰金は州ごとに異なり、最低5ユーロから最大1000ユーロというところも。
ドイツではタバコの値段が日本よりも高め。2009年の平均価格は1箱19本入りで4.7ユーロ前後でしたが、年々値上がりしています。
ビールにまつわる詳細はこちら>>>ドイツビール
ドイツでのチップの習慣
チップを渡しそびれたら、テーブルの上に小銭を残しておくという方法も。
ホテルのポーターやルームサービスほか、公衆トイレでも常勤の人がいる場合には、チップを少々あげることがあります。
チップはサービスに対する心づけです。対応やサービスに不満がある時にまで渡す必要はないので、自分の満足度に合わせてチップの額も調整してみて下さいね。
ドイツの言葉とコミュニケーション
挨拶ひとつで店員さんの笑顔も増えて、楽しいショッピングに!
ドイツ語は難しそうなイメージがありますが、実は日本人にとって比較的発音しやすい言語。挨拶程度のドイツ語など、ぜひ積極的に使ってみましょう。
また、ドイツ人が言語よりも重視するのは意思表示。自分の希望や意見はストレートに言うのがコツ。遠慮も不要なら、言葉はたとえ流ちょうでなくても心配無用。お店に入る時には挨拶を心がけると、店員さんの対応もかなり良くなります。
ドイツの治安
日本同様、ドイツはおおむね治安の良い国です。それでも観光客は狙われやすいもの。人ごみや観光地ではスリやひったくり、置き引きにご注意ください。また、危害はないものの、小銭を無心する物乞いが近づいてくるケースが最近目立っています。貴重品は目立たないように分散させる、荷物から目を離さない、(特に複数の)不審者が近づいてきたら警戒する、あやしげな裏通りには近づかないなど、基本的な心構えと対策は、他国同様、ドイツでの旅行にも欠かせません。
ドイツ人ってやっぱり真面目?
ドイツ人は基本的に真面目。交通や公共の場でのマナーなどの決まりは守る国民性で、日本人との相性も良し。 ドイツ人もそう感じているのか、親日家も多いです。ほどよくおおらかで、交通機関や開店時間が遅れようが、お店のサービスが多少イマイチだろうが、「しょうがないねぇ」と鷹揚に構える人が大多数。文句は一応言ってみても、根に持つことはないようです。初対面では無愛想なこともありますが、実は世話好きなドイツ人。困っている人を見ると、本当は世話を焼きたくてウズウズするしている人も多いはず。そのくせちょっとシャイなので、自分からはなかなか言い出しません。何か困ったことがあれば、思い切って周囲のドイツ人に声をかけてみてください。親切な人、たくさんいますよ。