ドイツ/ドイツ基本情報

ドイツ旅行(基本情報・日本からのアクセス)(4ページ目)

ドイツに行ってみたい!と思った時に役立つ、旅行の準備とスタートに必要な基本情報を集めてみました。

執筆者:尾方 綾子

ドイツ国内の交通機関

ヨーロッパの中では時間に正確なドイツですが、日本に比べると交通機関の遅れが目立つ気も……。特に冬は凍結や雪のため遅延しやすいので、移動の予定には余裕を持たせておきましょう。

詳細記事はこちら>>>ドイツ鉄道旅行

■長距離電車
ドイツ鉄道(ドイチェ・バーン)の鉄道網が発達したドイツでは、電車での移動が便利で快適。主要都市間の移動は、ドイツの新幹線に相当するICEがカバーし、たくさんの特急電車が地方都市を結んでいます。なお、バーン(Bahn)はドイツ語で「鉄道」、バーンホーフ(Bahnhof)は「駅」を意味します。

長距離電車には1等と2等があり、サービス内容は日本のグリーン車と普通車に相当します。ICEだと、フランクフルト―ベルリン間は約4時間の所要時間で、2等利用の正規運賃は113ユーロ、フランクフルト―ミュンヘン間は約3時間で91ユーロです。運賃は日本の新幹線と同じくらいの感覚。早めの予約やシーズンによっては割引もあります。

■市内交通
市内交通では、市内と郊外をつなぐ近郊鉄道Sバーン、市内を張り巡る地下鉄Uバーンや路面電車、バスなど、移動手段も様々。乗車券は、乗り物の種類や乗り換え回数に関わらず目的地まで有効です。一日乗車券やグループ券などもあるので、目的に合わせて選んで下さいね。

■ドイツ国内線飛行機

大都市間の遠距離移動やドイツ縦断には、国内線がスピーディ。ベルリン―ミュンヘン間、ベルリン―フランクフルト間のフライト時間は約1時間10分です。運賃は日本よりやや高めで、ベルリン―フランクフルト間の場合、日時によって90~250ユーロ程度。

鉄道の主要駅が市街地に近いのに対して、空港は市街地から少し離れます。フライト時間は短いですが、空港への移動とカウンターでのチェックイン(ドイツ国内線は出発40分前まで)にかかる時間もお忘れなく。ガイドの個人的基準では、電車での移動が4時間を超える場合には、国内線も検討するようにしています。

■観光バス
ロマンチック街道の小さな町のような、深い森にある観光地へは公共交通機関で行けないこともあります。こういう時は観光バスの出番です。

ロマンチック街道の旅におすすめの観光バスはヨーロッパバス。5月から10月までの期間、フランクフルト、ロマンチック街道、ミュンヘンを結んで運転しています。フランクフルト―ローテンブルク間は約3時間40分で片道39ユーロ、ミュンヘン―フュッセン間は2時間半程度で29ユーロです。

ドイツの人気観光エリア

ロマンチック街道の真珠、ローテンブルク

ロマンチック街道の真珠、ローテンブルク

地方色が強く、東西南北で風土も歴史も異なるドイツですが、観光客に人気のエリアは大きく3か所に集中しています。

見どころはこちらもご参考に!>>>ドイツのエリアガイド

■南ドイツ
ドイツ観光のメッカ。ロマンチック街道やミュンヘンを巡るコースが観光の王道です。ドイツアルプスの美しい山並みはこの地方の特権。

■中西部ドイツ
フランクフルト周辺のエリアで、ライン川クルーズと名産のワインが人気。ドイツの中では温暖な地方で、ライン川の雄大な自然の中に古城がたたずむ、旅情たっぷりの風景が味わえます。

■ベルリン
世界遺産や歴史的な建築から、最前線のモードやカルチャーまで楽しめる、新旧のコントラストが魅力のドイツの首都です。

この他にも世界遺産や観光街道めぐりなど、旅のバリエーションは多種多彩。初めてのドイツだったら、ガイドのおすすめはライン川と南ドイツ周遊。アクセスしやすく、豊かな自然も郷土色豊かな都市も楽しめるのが魅力です。
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