パリ/パリ基本情報

イルドフランス(パリとパリ近郊)(4ページ目)

フランスの首都パリを含むイルドフランス地方は、都会のパリを囲む郊外は森林も多くのどかな平野地帯になっています。エッフェル塔や凱旋門など、フランスを象徴するモニュメントを擁する首都パリは観光だけでなく、食や買い物においても魅力たっぷりの街。周辺には歴史的に重要な世界遺産や芸術家が愛した場所も集まっており、パリを拠点に日帰り旅行で出かけたく所ばかりです。

野口 裕子

執筆者:野口 裕子

フランスガイド

プロヴァン

中世の町並みがそのまま残されている

中世の町並みがそのまま残されている

ゆっくりと時間をかけて散策したい

ゆっくりと時間をかけて散策したい

12~13世紀の中世の時代、シャンパーニュ地方の中心都市として栄えたプロヴァン。城壁に囲まれた町は、そこだけ時が止まっているかのような古い町並みが印象的です。

見どころの核は何といっても西側の旧市街で、なだらかな坂道をゆっくりと登ってたどり着くのは、中世の世界。素朴な石造りの壁にレンガ色や焦げ茶色の屋根が並び、教会や病院、監視塔などがそのままの姿で残されています。

東側の新市街では、町を流れる運河沿いに花が飾られ、立派な造りの教会も多く豊かだった時代を彷彿とさせます。

 

■お土産
バラの香りとハチミツの甘さがマッチしたバラジャムは、紅茶に入れるのがおすすめ

香りが絶妙なバラ蜂蜜

13世紀の十字軍遠征でシャンパーニュ伯チボーがダマスからバラを持ち帰って以来、バラ産業が盛んになったプロヴァン。町にはバラを使った手作り製品の専門店もあり、バラの蜂蜜やバラジャムなどが人気を集めています。

バラの香りたっぷりの蜂蜜は、紅茶に入れて飲むのがおすすめ。紅茶とバラの香りが蜂蜜の控えめな甘さととてもマッチします。

 
■イベント
町全体が中世にタイムトリップ © Provins Office de Tourisme

町全体が中世にタイムトリップ © Provins Office de Tourisme

毎年6月中旬の週末2日間にわたって開催される中世時代祭は、町全体で中世の時代に戻ってしまおうというプロヴァンならではのお祭り。

地元の住民や観光客が中世の騎士や修道女などに変装して、当時行なわれていたゲームや伝統工芸を再現したり、音楽隊のパレードや戦う騎士のアクションスペクタクルも行われ大変賑わいます。中世の衣装に変装すれば入場料が無料になるという楽しい特典もあります。

【アクセス】
パリ・東駅から在来線でプロヴァン(Provins)まで約1時間30分。

【参考サイト】
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