Core i5を搭載した富士通「FMV-BIBLO NF/G70 」。LEDバックライトも搭載しています
大きく分けると、Core i3、Core i5、Core i7の3シリーズあります。これ以外に従来のCore 2 DuoやCeleronを採用している製品もありますが、今回解説するのは2010年に市場投入されたCore iシリーズです。
Core iシリーズの機能
Core iシリーズはNehalemアーキテクチャーが採用されています。機能としてコア数はCore 2 Duoなどと同様に2つです。しかし、それぞれのコアは同時に2つの演算が処理できるハイパースレッディングという技術が使われていて、4つのコアが動作しているように見えます。物理的に4つのコアがあるわけではありませんが、2コアよりも演算が速くなります。このハイパースレッディング機能は、すべてのCore iプロセッサーに搭載されています。
もう一つの機能としてターボブーストがあります。
これは、プロセッサーに余裕があれば動作周波数を瞬間的に引き上げる機能です。この機能は今までもありましたが、今回のCore iシリーズではその周波数の向上が従来よりも大きくなっています。
例えば、Core i7-620UMの場合、通常1.06GHzのところ、最大で2倍の2.13GHzまで上がります。この機能は、Core i3には搭載されていません。
他にも従来から変わった機能はありますが、パソコンを性能で選ぶ上で、この2点に注目すれば問題ありません。