医療保険/医療保険の選び方

働く人の医療保険選び!独身編(2ページ目)

医療保険の選び方は一緒であっても、必要とされる保障の形や大きさは人によって様々です。独身と子育て中の人では当然違うし給与所得者と自営業者でも違います。年収によっても違います。今回は、その中で独身に的を絞って医療保険の選び方を考えてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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結婚予定(願望)のある40歳代や50歳代の独身 

 この世代については、今後結婚するだけなら2人で働けば比較的家計に余裕はあるので、差ほど経済的な問題は起きませんが、子育てもすることになると、教育費の負担や老後への備えなどを同時進行でしていかなければなりません。その中で、医療保険などの保険料を支払っていくのは大変なことです。子供ができた時には、今までに蓄えた貯金や加入してきた生命保険などを活用して、月々の負担を軽くできるような対応力のある内容にしておくことが望ましいです。

また、40歳代や50歳代になると、医療保険に加入できる健康状態であるかどうかも気になります。健康診断で要再検査や要治療などと判定されていたり、ここ数年内に入院や手術の経験があったりすると、加入できないか、できても条件が付けられる可能性が高いです。健康に自信のない人は、保険加入の為に限らず、運動したり食事に気をつけたりして体質の改善をしていくことが大事です。

■結婚予定(願望)のある40歳代や50歳代の独身が選ぶ医療保険のポイント

  • 早めに安心できる医療保障を確保し、収入があるうちに払い終えるような保険内容にしておきましょう。
  • 子育てをする場合は今後多くの支出が想定されるので、それまではとにかく貯蓄(または収入増)に励み、医療保険の保険料支払いが教育費と重なっても耐えられる体力(経済力)をつけておきましょう。
  • 医療保険に加入できないような健康状態だと、将来安心した生活の実現が難しくなります。健康が第一です。加入できるよう体質改善をしていきましょう。

結婚予定(願望)のない30歳代くらいまでの独身
 

もしがんになったら今の貯金では足りないかも

もしがんになったら今の貯金では足りないかも

医療保険は病気・ケガで入院や手術をした時に自分が困らないよう、経済的な備えをしておくものです。経済的な備えは医療保険に限らず貯金などで対応することも可能です。

もし入院や手術をした時に、貯金で治療費などを支払うつもりであれば、医療保険は必要なく、その代わり計画的に貯金をしていけば良いのです。入院や手術をした時に入院給付金などを受けることで治療費などの負担を回避したいなら、月々医療保険の保険料を支払っていけば良いのです。自分の考えに適した備え方であれば、どちらの方法であっても安心した生活は送れるはずです。

ただ、計画的に貯金していくことはなかなか難しいことは付け加えておきます。また、両方の方法で備えることができればなお良いです。

■結婚予定(願望)のない30歳代くらいまでの独身が選ぶ医療保険のポイント
  • 計画的に貯金ができるなら医療保険は加入しなくても構わない。
  • 入院や手術をした時に経済的負担を回避したいなら、自分のために安心できる適切な医療保険に加入しておきましょう。

結婚予定(願望)のない40歳代や50歳代の独身はどうする?
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