仲人(媒酌人)にまつわる常識・非常識
大変な役目を引き受けてくれたお礼と今後のお付き合いはしっかりと |
仲人を立てた場合は、その後のお付き合いが必要になります。本来は親代わりで、一生のお付き合いが続くはずなのですが、「頼まれ仲人」として、上司などにお願いした場合でも、最低3年のお付き合いがマナーだと言われます。お中元やお歳暮、お年始のご挨拶など、親族と同様のお付き合いです。
私の父も、会社の方の仲人などを何度か務めましたが、今でも変わらぬお付き合いが続く方もいれば、ぴったり3年でお付き合いが途絶えた方もいました。その方との関係性にもよるのでしょうが、いっぺんに全てのお付き合いをストップすると言うのは、どうなのでしょう? ご縁があってお願いした仲人なのですから、せめて年賀状や暑中見舞いくらいは続けてもいいような気がしますね。
仲人(媒酌人)を務めてくれた人に対しては、お礼が必要です。挙式・披露宴後に時間をいただいて、または、後日自宅に伺って渡します。結納から立ち会ってもらったのであれば10万円前後、挙式・披露宴当日のみであれば5~10万円という相場がありますが、いただいたお礼に少し上乗せするのがいいでしょう。また、近場にお住まいの場合でも、お車代やタクシーでの送迎など、式場への行き来についても気遣いをするようにしましょう。