結婚式・披露宴の準備/結婚式の基礎知識

結婚式の常識・非常識を探る(1)婚約編(5ページ目)

結婚式の変遷を振り返りながら、何が常識で、何が非常識なのかを探っていくシリーズ、まずは、両家の価値観で大きく左右される結納や仲人についてです。常識という基準を知ってスムーズな準備をしましょう!

清水 恩

執筆者:清水 恩

結婚ガイド

  • Comment Page Icon

仲人(媒酌人)にまつわる常識・非常識

photo
大変な役目を引き受けてくれたお礼と今後のお付き合いはしっかりと
仲人を立てる割合が1%という少数派になった今でも、仲人や媒酌人は必要なの?という疑問は根強くあるようです。親世代には仲人が当たり前だったという背景から、親から言われるということもあるのでしょう。しかし、仲人がいなくても、挙式・披露宴ともに特に問題はありません。

仲人を立てた場合は、その後のお付き合いが必要になります。本来は親代わりで、一生のお付き合いが続くはずなのですが、「頼まれ仲人」として、上司などにお願いした場合でも、最低3年のお付き合いがマナーだと言われます。お中元やお歳暮、お年始のご挨拶など、親族と同様のお付き合いです。

私の父も、会社の方の仲人などを何度か務めましたが、今でも変わらぬお付き合いが続く方もいれば、ぴったり3年でお付き合いが途絶えた方もいました。その方との関係性にもよるのでしょうが、いっぺんに全てのお付き合いをストップすると言うのは、どうなのでしょう? ご縁があってお願いした仲人なのですから、せめて年賀状や暑中見舞いくらいは続けてもいいような気がしますね。

仲人(媒酌人)を務めてくれた人に対しては、お礼が必要です。挙式・披露宴後に時間をいただいて、または、後日自宅に伺って渡します。結納から立ち会ってもらったのであれば10万円前後、挙式・披露宴当日のみであれば5~10万円という相場がありますが、いただいたお礼に少し上乗せするのがいいでしょう。また、近場にお住まいの場合でも、お車代やタクシーでの送迎など、式場への行き来についても気遣いをするようにしましょう。


  • 前のページへ
  • 1
  • 3
  • 4
  • 5
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます