婚姻届提出が先、が増える傾向に
婚姻届提出と結婚式、どちらを先に行っても問題はありませんが、結婚式の前に婚姻届を提出するというカップルのほうが多くなっているような気はします(取材を通じての個人的な感触です)。新生活スタートのタイミングはさまざま |
婚姻届の提出を先にするカップルの多くは、手続き上のメリットをあげます。たとえば、結婚後に女性が仕事を辞めて夫の扶養に入る場合、翌年に結婚式を予定していたとしても、年内に婚姻届を提出していればその年の扶養控除を受けることができるのです。
また、希望の結婚式場の日取りがなかなかとれなかったなどさまざまな事情で結婚式がずいぶん先になってしまうというカップルの場合も、結婚式まで婚約者同士でいるというよりは、婚姻届を提出して夫婦になるという道を選択する人のほうが多いようです。
手続きがスムーズに行くのは?
結婚するにともない、新居を用意するというカップルが多いでしょう。そうなると、氏名や住所の変更など各種の手続き・届け出が必要になります。この手続き・届け出が最もスムーズに行くのは、引越しと同時に婚姻届を提出するパターンです。たとえば、引越しをしてから、数カ月経って結婚式&婚姻届の提出を行うとすると、引越しの時にまず転出・転入届を出し、銀行口座やクレジットカード、運転免許証などの住所変更をしなくてはなりません。その後、婚姻届を提出した後に、今度は銀行口座やクレジットカード、運転免許証などの氏名変更をしなくてはならないのです。
けれども、引越しと同時に婚姻届を提出するのであれば、転出・転入届と婚姻届の提出が一度ですみますし、銀行口座やクレジットカード、運転免許証なども住所&氏名変更が一度にできるので、とてもスムーズなのです。
結婚式、引越し、婚姻届の提出のタイミングは、効率の面ばかりでは計れないところも大いにありますが、面倒くさいのはいや!というふたりはタイミングを少し考えてみるといいと思いますよ。
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