入籍日になるのは、いつ?

婚姻届は届け出が受理された日から法律上の効力が発生します。婚姻届は記載に誤りがなければその場で受理されますので、基本的には届け出た日が入籍日となります。

婚姻届を出す場所はどこ?

婚姻届の出し方にはルールがある

婚姻届の出し方にはルールがある

婚姻届はどこの役所でも提出していいものではありません。提出できるのは、
  • 夫の本籍地
  • 夫の住所地(所在地)
  • 妻の本籍地
  • 妻の住所地(所在地)
のいずれかになります。

「所在地」には一時的な滞在地も含まれます。たとえば東京に住むふたりが北海道の富良野に滞在して、挙式をしたとします。この場合、ふたりの所在地は富良野ということになり、富良野市役所に婚姻届を提出することができるのです。

これならリゾートウエディングをする人でも、挙式日に婚姻届を提出することができ、挙式日=入籍日とすることができます。

また、役所についてですが、出張所でもOKです。

婚姻届を受け付けてくれる時間は?

なんと! 婚姻届は365日、24時間、いつでも受け付けてくれます。窓口の開いていない時間は、時間外受付などへ持っていけば大丈夫。ただし、出張所の場合は時間外受付をしていないこともありますので、事前に確認を。

また、時間外受付だと、とりあえず婚姻届を預かってくれるだけです。届け出が受理されるのは窓口が開いてからとなりますが、入籍日は届け出をした日となりますのでご安心を。

ですが、婚姻届の記載に誤りがあると、受理されません。役所から連絡が来ますので、誤りを直してから受理されることとなります。

窓口が開いている時間なら、担当者がその場で婚姻届をチェックし、誤りがあればその場で訂正することができます。けれども、時間外に提出すると、その場でチェックしてもらえないので、こうしたことが起こってしまう可能性があるのです。

入籍日にこだわるのであれば、窓口が開いている時間に出向くほうが安心でしょう。やむを得ず時間外に届け出る場合は、婚姻届に誤りがないかどうか、念入りに確かめてください。完璧を期すのであれば、窓口が開いている時間に一度持参して担当者にチェックしてもらっておいてもいいかもしれません。

婚姻届はどこで入手できる? ほかに必要な書類は?

婚姻届は役所でもらえるほか、ネットでもダウンロード可能。自治体や企業が独自で作っている場合も。もちろん正式な婚姻届として使えます(画像はアニヴェルセルのもの)

婚姻届は役所でもらえるほか、ネットでもダウンロード可能。自治体や企業が独自で作っている場合も。もちろん正式な婚姻届として使えます(画像はアニヴェルセルのもの)

婚姻届を提出する時に必要なものは以下の通りです。

●婚姻届
婚姻届の用紙は全国共通です。ですから、どの役所でもらっても構いません。書き損じたことのことを考えて、2通もらっておくとよいでしょう。また、最近では自治体独自のかわいいデザインの婚姻届も増えています。

【参考】ぐんまちゃんとコラボも ご当地の婚姻届に注目!

●戸籍謄本または戸籍抄本(もとの本籍地でない役所に届ける場合)
戸籍謄(抄)本は戸籍のある役所に出向いて交付してもらいます。ただ、本籍地が遠くて、わざわざ出向けないという場合は、郵送でも取り寄せることができます。本籍地、筆頭者の氏名、請求者の氏名・住所を明記し、返送用の封筒を同封して、本籍のある役所に申し込みましょう。

手数料450円は定額小為替などで納付。細かな方法・手順は各役所で異なる場合がありますので、事前に確認をしてください。書類が手元に届くまでは1~2週間かかりますので、早めに準備しておくこと。

●印鑑

婚姻届の欄外に捨て印を捺しておけば、印鑑は基本的には必要ありません。婚姻届に不備があってその場で直した場合、訂正印を捺す必要があるので、持っていったほうがいいでしょう。

婚姻届を提出するまでの流れ

婚姻届を提出するまでの流れとしては、以下のとおりです。

  1. 最寄りの役所から婚姻届の用紙をもらってくる
  2. 戸籍謄本(戸籍抄本)が必要な場合は取り寄せる
  3. 証人2名に署名と捺印をもらう
  4. 婚姻届に記入する
  5. 役所へ提出する

ご覧のとおり、役所に行ってその場でさっと書いて提出する、というわけにはいきません。なぜなら、証人2名の署名と捺印が必要だからです。

証人には誰がなれるの?

証人はふたりの婚姻の事実を知っている20歳以上の人であれば、親でも、兄弟姉妹でも、親戚でも、友人でも、誰でもOKです。とはいえ、人生の節目になる大切なものなので人選は慎重にしたいもの。

なお、夫婦で証人になってもらう場合は、捺印の際に別々の印鑑が必要となるので、事前に用意してもらっておきましょう。

誰が婚姻届を届け出るの?

届け出るのはふたり揃ってでも、夫か妻のどちらか一方でも構いません。また、代理人でもよいのです。ですから、結婚式当日に婚姻届を提出したいのだけれど、忙しくて役所まで行っている時間がない! という時は、ふたりの事情に詳しい別の人にお願いをすればいいでしょう。

ただし、もし婚姻届に訂正が必要になった場合、代理人には訂正することができません。その場では婚姻届が受理されないので、気をつけてください。

婚姻届には何を書くの?

文字は崩さず、略さず、楷書でていねいに書きましょう。字を間違っても修正液は使わないでください。間違えた部分に二本線を引き、そのそばに正しい文字を書き入れ、訂正印を捺します。

以下に、婚姻届のそれぞれの記入欄の注意点を挙げます。記入例は東みよし町のウェブサイトにわかりやすいものがありますので、あわせてご覧ください。

●日付欄
提出する年月日を記入します。これが入籍日として戸籍に残ります。

●氏名欄
旧姓で記入します。また、漢字は戸籍に記載されているままに。旧字の場合は旧字を使います。生年月日は西暦でも元号でもどちらでも構いません。

●住所・世帯主欄
住民票に記載されている住所と世帯主を記入します。なお、住所変更届(転入届・転居届)を一緒に提出する際は新住所と新世帯主を記入。この場合、妻の住所欄は「夫の欄に同じ」でOKです。

●本籍欄
現在の本籍地と筆頭者(戸籍の最初に記載されている人の氏名)を記入。

●父母の氏名欄
実の父母の氏名を記入。この場合、基本的には母の姓は書かなくてよいのですが、両親が離婚している場合は、それぞれの現在の氏名を書きます。また、両親が死亡している場合でも、空欄にせずに氏名を記入してください。

なお、続き柄は、長男・長女はそのまま「長」の時を入れればよいのですが、次男・次女の場合は「次」ではなく「2」あるいは「二」と書き入れます。

●婚姻後の夫婦の新しい本籍欄
新しい本籍地は日本の土地台帳の記載地ならどこにしてもOKです。ですが、実際に住んでいる場所とあまりに離れていると、戸籍謄(抄)本が必要になったときに、入手するのに不便なので注意しましょう。多くはふたりの新居やどちらかの実家にするようですね。なお、この本籍地は一度決めたら永遠というわけではなく、簡単に移動できます。

●同居を始めたとき欄
結婚式を挙げた日と、同居を始めた日のどちらか早い日付を記入します。結婚式も同居もまだの場合は空欄にしておきます。

●届出人署名押印欄
ふたりがそれぞれ署名し、印鑑を捺します。なお、印鑑は認め印で構いませんが、ゴム印は不可です。

●連絡先欄
書類に不備があった場合、役所から連絡が来るので、日中に連絡がとれる電話番号を記載します。

●捨印欄
届け出人署名の時に捺印した印鑑を捺します。

●証人欄
証人2名に署名してもらい、あわせて生年月日、本籍、住所を記載のうえ、印鑑を捺してもらいます。夫婦で証人になってもらう場合は、別々の印鑑を用意してもらいましょう。また、欄外に同じ印鑑を捨印してもらいます。
※証人についてはこの記事内、「証人には誰がなれるの?」をご覧ください。

結婚式の後すぐに海外ハネムーンへ。婚姻届はどうする?

結婚式を挙げ、その日に婚姻届を提出し、翌日に海外ハネムーンに出発! こんな場合はどうすればいいのでしょうか。方法としては以下の3つが考えられます。

ひとつは、結婚式の前に婚姻届を出す方法。ふたりの姓を同じにしてからハネムーンへ行きたいという人には、この方法がおすすめです。

なお、婚姻届を提出し、新しい戸籍が作られるまでは2週間ほどかかります。その新しい戸籍を持って、パスポートを新規発給あるいは訂正申請をするわけで、パスポートの発給には1週間~10日ほどかかりますから、遅くとも結婚式(ハネムーン)の1カ月前には婚姻届を出す必要があります。余裕を持ってことを進めるのなら、2カ月前には婚姻届を提出したいところでしょう。

もうひとつの方法は結婚式をし、ハネムーンに行ってから婚姻届を出す方法です。ただ、この方法だと、結婚式の日と入籍日を一致させることはできません。

3つめの方法は、とりあえず旧姓のまま出発してしまう方法。この場合は、帰国後に速やかにパスポートの変更を行って下さい。大切なのはパスポートの名前と航空券の名前が合致していること。両方の名前が異なっていると、飛行機に乗れませんのでご注意。航空券を申し込む時は、旧姓で申し込みましょう。

【参考】いざ新婚旅行!パスポートは大丈夫?

パスポートについてですが、もともとパスポートを持っていて、氏名と本籍(都道府県名)に変更があった場合には、訂正申請ができます。ただし、訂正申請では署名はそのまま。とすると、記載されている氏名と署名が異なることになり、旅先で混乱を来さないとも限りません。トラブルの芽を事前に摘み取るという意味で、私は新規発給をおすすめします。

なお、訂正申請の場合、本人が出向いた場合は基本的には即日受け取りが可能。婚姻届受理証明書(婚姻届提出後にその場で発行してもらえます)でも、申請を受け付けてくれることもあります。詳しくは各都道府県の申請窓口へ問い合わせてください。

【参考】パスポートAtoZ(外務省)

海外ウェディングをする場合、婚姻届はどうする?

地域や教会により異なりますが、教会でのブレッシングの場合は事前入籍が前提となります。その場合は、婚姻事実が記載された戸籍謄(抄)本か「婚姻届受理証明書」(が必要となります。

前段でも説明した通り、新しい戸籍が作られるまでは2週間ほどかかりますし、パスポートを新たに発給してもらうにも時間がかかるので、早めに準備しましょう。なお、婚姻届受理証明書は婚姻届を提出したときに依頼すれば、その場で発行してくれます(手数料350円)。

一方、法的効力のあるリーガルウエディングをする場合は、お互い未婚の必要があります。早とちりをして事前に婚姻届を提出しないように! 詳しくは、海外ウエディングの手配を依頼している旅行会社などに、よく確認してみてください。

婚姻届の提出方法、おわかりいただけましたか? 記念になる日でもありますので、ふたりでよく相談して、提出日を決めましょう!

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