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結婚式ご招待のマナー……招待状を送る前に一度打診を
招待状を送る前に電話などで打診しましょう
事前に電話などで結婚の報告をし、「○月○日に結婚式を行う予定なのですが、ご出席いただけますでしょうか?」などと、打診をしておくとていねいな感じで、好感度もアップするはずです。
主賓や会社の上司には招待状を手渡し
招待状は基本的に郵送でOK。ただし、主賓や会社の上司などへは手渡しするのがていねいです。時間がない、遠方にいるなどの理由で手渡しができない場合は、郵送する前に電話で「本来はお伺いするところなのですが…」と話し、郵送した旨を連絡しておくといいでしょう。海外&リゾートウエディングは費用負担を明確に
交通費や宿泊費が発生する海外ウエディングや国内リゾートウエディングは、招待する時にそれらの費用をどのように負担するのかを話しておくのが親切です。宿泊費、交通費に関しては、すべてを新郎新婦側が負担するのが望ましいのですが、予算の関係などでそうもいかない場合が多いと思います。その際は「宿泊ホテルはこちらで用意させていただきますが、大変申し訳ないのですが、現地までの交通費はご負担頂けますでしょうか」などと話すといいでしょう。
お金のことは言いづらいし、すべてを負担する心積もりだからと負担することを話さないでいるのもNG。相手は「こちら持ちかな?あちら持ちかな?」と悩むことになりますので、負担する場合は「交通も宿泊もこちらで準備させていただきますので、ぜひ出席していただけませんか」と話すといいと思います。
なお、これは通常の結婚式で遠方から出席する招待客に対しても、同じ対応となります。
送る前に招待状の重さを確認
招待状の切手を用意する前に、再度重さを確認しておきましょう。会場までの地図やスピーチを依頼する追伸カードなどを入れると、思いのほか重くなって、重量オーバーになってしまうケースも。料金不足で招待状が届けられ、相手に不足金額を払ってもらうような事態は、絶対に避けなければなりません。ちなみに、定形郵便物の場合、25グラムまでが80円、50グラムまでが90円となります。また、切手も慶事用のものを使用するのは、言うまでもありませんね。
以前結婚式に招待されたが、この頃疎遠の友人には……
現在のように結婚年齢が幅広くなってくると、以前結婚式に招待された友人といまは疎遠になってしまっているというケースもあるでしょう。「いまさら招待されても、相手も戸惑うかもな……」と考え、招待するか否か迷う人も少なくないことと思います。一般的には、招待された人は招待し返すというのが基本ですので、一応は声をかけてみることをおすすめします。電話やメールなどで「お久しぶりです。実は結婚することになりました。お忙しいとは思うので無理にとは申しませんが、ご出席いただけませんか」と打診してみましょう。
そのうえで、招待を受けるか受けないかは相手が決めること。招待をせずに「私は招待したのに、あの人は招待してくれなかった」と思われるよりは、礼にかなっていると思います。
小さな子どもがいる友人に対しては……
子どもたちに演出を手伝ってもらっても……
その際は、子どもの年齢に合わせ、会場側と相談して対応を考えます。まだ赤ちゃんであればベビーベッドやミルク用のお湯、オムツ替えの場所などを用意。幼児であれば席と子供用の料理を用意し、途中で退屈した時に遊べるようなちょっとしたおもちゃなどをプレゼントすると喜ばれると思います。
一方、できれば子どもは遠慮して欲しいという結婚式では、「大人ばかりの結婚式で、面白い演出もないので、お子さんにとってはちょっとつらいかもしれません」と言って、やんわりと断るようにするのが一つの方法です。
お子さんを預けるところがないという人には、ベビールームやベビーシッターを手配するなどしてあげるといいでしょう。
再婚でも遠慮する必要はなし
再婚で結婚式を挙げる人にとっては、一度目に招待した人を再度招待してもいいのかどうか、大いに悩むところだと思います。ですが、結婚式はおめでたいことなので、招待する分にはそう気にすることはないでしょう。ただし、ご祝儀はちょっと気になるところ。前回の結婚式と今回の結婚式は別物なので、いただいても問題はないのですが、2回もいただくのは心苦しいと感じる人もいるかもしれません。心苦しいと思うのなら、あとでお返しをしたり、事前に「ご祝儀はけっこうです」と辞退してもいいと思います。
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