結婚式・披露宴の準備/結婚式のお呼ばれマナー

結婚式の断り方・欠席の返信マナー!身内に不幸や予定がある場合など

結婚式に招待されたけれど、欠席したい時、せざるを得ない時ってありますよね。身内に不幸があった場合や先に旅行などの大きな予定が決まっていた場合が例に挙げられるのではないでしょうか?そんな時の招待状の返信や欠席の理由等を解説します。

粂 美奈子

執筆者:粂 美奈子

結婚ガイド

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結婚式の断り方・欠席したい場合はどうする?

結婚式の断り方・欠席の返信マナー 旅行などが重なったときなど

結婚式に招待されたが欠席する場合のマナー

出席する場合はよいものの、欠席せざるを得ない、あるいはできれば欠席したいという状況で悩んでいる方もいるのでは? そこで、この記事ではどんな場合に欠席できるのか、その場合はどんなふうに断りを入れれば良いのかについて、考えてみたいと思います。  
 

先に予定が決まっていたら……

半年前から計画を練って楽しみにしていた海外旅行と結婚式の招待が重なってしまった!なんていう時は、出席するか欠席するか、かなり悩みますよね。

予定を変更できるものなら変更したほうがよいのですが、長期の休暇を取っていく海外旅行の場合、なかなかそうも行かないはず。旅行の計画を取りやめて結婚式に出席するか、結婚式は欠席して旅行に出かけるか、この場合、正解はないと思います。

たとえば、友人と一緒に行く計画で、すでにツアーなどを申し込んでしまっているような場合には、旅行を取りやめると友人にも迷惑がかかってしまいますので、結婚式を欠席するという方向になるのかなと思います。

ただ、理由が理由ですので、招待した側は「私の結婚式よりも旅行のほうが大切なのね」と思うことは確実。よほど上手に説明しない限りはその後の人間関係にヒビが入る恐れも……。もちろん、招待状には本当の理由は書きませんが、どこからか情報は相手に伝わるものと考えておいたほうがいいでしょう。

このケースで欠席する場合は、招待状には「欠席」に○を付け、「ご結婚おめでとうございます お招きいただき大変うれしいのですが あいにく先約があり出席することができません おふたりのお幸せをお祈り致しております」などと書き添えておきましょう。
 

身内の不幸があったばかり

父母や兄弟姉妹が亡くなった直後などに結婚式の招待状が届いたら、どうすればよいのでしょうか。身内の不幸の場合は、喪が明ける四十九日を過ぎるまでお祝い事には出席しないのが一般的なマナーです。

結婚式の日付が四十九日を過ぎているというのなら、出席しても問題はありません。ただ、身内をなくした心の傷が深く、とてもお祝い事に出席する気持ちにはなれないというのであれば、四十九日を過ぎていたとしても欠席して構わないと思います。

このケースで欠席する場合も、理由をはっきりと書く必要はありません。「ご結婚おめでとうございます お招きいただきどうもありがとうございます やむを得ない事情により欠席させていただきます」と書き添えておきます。
 

微妙な人からのご招待

微妙な関係の人からの招待はどうするべきか?

微妙な関係の人からの招待はどうするべきか?

「えっ?なんでこの人から招待状?」という話、意外によくききます。ここ5年は年賀状のやり取りしかしていなかった学生時代のサークル仲間、挨拶を交わす程度の付き合いしかない同僚、仕事上でしか接点がない取引先etc.……。

まあ、招待する側にもいろいろ事情があるのでしょうが、突然招待されても困ってしまいますよね。結婚式に出席するには、当然ご祝儀が必要になってきます。「あまり親しくない人のためにご祝儀は払いたくない」というのであれば、欠席しても構わないのではないかと思います。

このケースで欠席する場合、理由をストレートに書くわけにはいかないので、「どうしても都合がつかず」とか「残念ながら先約があり」と理由をぼかして、お祝いの言葉とともに書き添えるといいと思います。
 

お金がないのでできれば欠席したい

遠方での結婚式、あるいはリゾートウエディングや海外ウエディングなどは、交通費や宿泊費がどうなるのかは気になるところ。

遠方から出席する人の交通費や宿泊費については、新郎新婦側が全額負担するのがマナーといわれていますが、費用負担が膨大になる場合は一部しか負担してくれないこともあります。

また、リゾートウエディングや海外ウエディングの場合、「旅行も兼ねてよかったら来てもらえないか」というスタンスを新郎新婦がとる場合、交通費や宿泊費は招待客が負担するということも。

ご祝儀に加え、交通費や宿泊費まで負担するのは、家計的にちょっと厳しいというのであれば、欠席を選択しても構わないでしょう。とくに、海外ウエディングの場合は、スケジュール調整などハードルが高いため、欠席をしたとしてもそれほど恐縮するほどではないと思います。

なお、遠方からの出席の場合、交通費や宿泊費を負担してくれるかどうか、新郎新婦側が申し出てくれないこともあります。こちらからはなかなか聞きにくいものですから、申し出がない場合は、自分で負担することを覚悟したほうがいいと思います。

あるいは、「こちらで新幹線のチケットや宿泊ホテルを手配してしまってかまいませんか?」と聞いてしまうのもひとつの方法。「こちらのほうで手配します」という答えが返ってくれば費用は負担してくれるということですし、「そちらでご手配よろしくお願いします」と言われれば、費用はこちら持ちということになるのではないでしょうか。

さて、この場合の招待状の返信は、「どうしても都合がつかず」とか「残念ながら先約があり」で大丈夫でしょう。
 

欠席しようかどうか迷っている場合は……

出席か欠席か悩む場合はまず連絡を

出席か欠席か悩む場合はまず連絡を

出席するにしろ、欠席するにしろ、招待状はなるべく早めに返信するのが礼儀です。でも、出席しようか、欠席しようか、迷いに迷ってなかなか結論が出せな~い!という時には、返事を待ってもらってもいいと思います。

その場合は、取り急ぎ相手に電話をして、「スケジュールがあいまいで出欠が決められないのですが、お返事はいつまで待っていただけますか?」と確認します。

なお、一度出席すると返事をした後で、「やっぱりや~めた」というのは、相手に大変迷惑がかかりますので絶対にやめましょう。そして、「出席する」と決めたら、晴れやかな気持ちで結婚式に臨むこと。「ホントは来たくなかったんだよね~」という気持ちでは、お互いに不幸ですから。
 

文章には句読点は入れないで

では最後に、招待状の返信の注意点を一つ。「御住所」「御芳名」「御住所」の「御」や「御芳」は消す、欠席なら「ご出席」を二重線で消し、「ご欠席」の「ご」を消して「欠席」に○印をつける、宛名の「行き」は消して「様」と書く、といったことはすでにご存知かと思います。

それだけでは味気ないのでメッセージを添えるわけですが、メッセージを書く場合は句読点は入れないようにします。これは「お祝い事には区切りをつけない」というところからきています。

句読点を入れる部分は一字あけにして、読みやすいように。また、段落の一字下げもしません。

*欠席時のご祝儀については、こちらの記事をチェック!
結婚式欠席のご祝儀マナー!パターン別にご祝儀マナーを解説

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