なんでそんなに何回も結婚式できるの？(2ページ目)

海外挙式はブレッシング

日本のカトリック教会の中には、信者でない人の結婚式を受け付けているところがあります。その場合は、教会が行う「結婚講座」に何回か通い、キリスト教の教義を勉強してから、結婚式に臨むことになります。このケースでは、基本的には挙式の前に入籍することはできません。

海外でのチャペル挙式は基本的にプレッシング

一方、海外のキリスト教会の場合、基本的には戸籍上の夫婦になっていないと、信者でない日本人が挙式をすることはできません。これは、そこでの儀式がブレッシング（Blessing）と呼ばれるものだからです。ブレッシングとは「神の祝福」という意味で、正式な結婚のセレモニーとはやや異なり、司祭がキリスト教の教義にのっとって結婚したふたりに祝福を与えるもの。だから、ふたりは結婚している必要があるのです。

なお、リーガルウエディング（海外で現地の法律に従って結婚すること。現地の役所に婚姻の記録が残り、日本の戸籍にも「○○国方式により婚姻」との記載がなされる）をする場合は、婚姻届を出さずに臨まなくてはなりません。

ウエディングチャペルと教会

また、日本でも海外でも、結婚式専用のウエディングチャペルの存在があります。

キリスト教の信者が多い欧米やオーストラリアなどでは、信者でもないのに教会で挙式をする日本人の行動を快く思わない人たちもたくさんいます。そこで、ロマンチックな教会で挙式を！と願う日本人のために、ウエディングチャペルが設けられているのです。

ウエディングチャペルが多いのは、海外ウエディングの場所として人気が高いハワイやグアムなど。神田うのさんが挙式した（する）のもグアムとハワイですから、おそらくウエディング・チャペルなのではないでしょうか。

「牧師さんの前に立つとまた新しい気持ちになれる。趣味は結婚式」と豪語するうのさん。宗教とは縁の薄い日本人には何となく理解できても、欧米人には理解できない感覚かもしれませんね。

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