結婚式・披露宴の準備/結婚式の基礎知識

衣裳、引出物、ケーキ、ヘアメイク、カメラ……etc. “持ち込み”のからくりに迫る!(3ページ目)

結婚式準備をする際に問題となるのが“持ち込み”。会場に気に入ったアイテムがない、料金が高すぎる、といった場合は“持ち込み”をしたくなるのが人情。ですが、NGのところも多いのです。

粂 美奈子

執筆者:粂 美奈子

結婚ガイド

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生ものの持ち込みは基本的にNG

ここ数年、ウエディングケーキは生ケーキが主流になってきました。そのため、こだわリ派のなかには、人気パティシェのケーキを持ち込みたいという要望も。ただし、これは断られるケースがほとんどだと思ってください。

理由はズバリ衛生面です。持ち込んだケーキをその場で食べて食中毒でも起こされてしまっては、会場側は泣くに泣けませんからね。というわけで、生ものの持ち込みはNGというところが多いのです。どうしてもという場合には、ケーキカットのみで食べるのはなし、などという条件付きで認めてくれることもあるようですが、せっかくの生ウエディングケーキ、見せるだけじゃ意味がないのでは……。

同様に、新婦の手づくりケーキなどを振る舞うのもNGとなることが多いようですので、手づくり派の方もご注意を。

会場選びの段階で持ち込みへの対応は要確認

ここまでで、単純に“持ち込み”と言っても、いろいろな問題が内在していることがおわかりいただけたかと思います。テナント・システムと持ち込みの関係については、業界内でも意見が分れるところなのですが、現時点では利用する側でそういった状況を踏まえ、対処して行かなくてはならないでしょう。

会場を決定してしまってから、気に入った衣裳がない!しかも、持ち込みもできない!なんていう状況になったら、本当に悲惨ですよね。そうならないためには、ブライダルフェアなどに出かけて、その会場がどんなアイテムを用意できるのかをしっかり見極めることです。衣裳、引出物、写真、ヘアメイクなど、自分の好みのものがあるかどうかチェックしてみてください。

自分好みのアイテムがあればOK。なんの問題もありません。ですが、好みのアイテムがなかった場合は、外部からの持ち込みができるかどうか、持ち込みする場合には持ち込み料金が必要なのかどうか、持ち込み料金はいくらなのか、また、持ち込みの際にはなにか条件があるのかなど、詳しく聞いておいてください。会場側のシステムが納得できなければ、その会場は選択肢の中から外さざるを得ないということになるでしょう。

会場を決定してから泣かないためにも、“持ち込み”に関してはあやふやにしないで、とことんまで説明を求めるのが、賢いやり方だと思います。
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