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芋焼酎、リッチタイプベスト5(2ページ目)

個性が強い印象の芋焼酎。実は、さまざまなタイプがある。ここでは、芋焼酎の王道、「リッチ」タイプの5種を紹介。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド

2位:さつまおはら

さつまおはら
 

「あれに見えるは、おはら、はぁ、桜島」のおはら節で知られる「おはら」の名がついた銘柄。まさに鹿児島の庶民の酒といった印象。本坊酒造の現メインアイテム「桜島」が発売される20年前以前は、この「さつまおはら」が主力商品だった。
仕込みは「桜島」とほぼ同じ。発売当初の昭和20年代からの根強いファンもいる。全国的にはあまり知られていないが、鹿児島市内ではこの「おはら」の人気はとにかく高い。理由は、重過ぎない旨味、芋本来の甘さや柔らかさ、後味のすっきり感など全体のバランスよく、飽きない安心感のあるリッチさがあること。市内の居酒屋では前割りしたお燗酒のみという店もあり。一口飲めば、身体と心のコリがとれるようでうれしい。

関連記事:本坊酒造「さつまおはら」を鹿児島で飲む

<DATA>
1800ml 1,780円
900ml  970円

本坊酒造株式会社
住所:鹿児島市南栄3丁目27番地
電話:099-210-1210


1位:さつま白波


さつま白波
 
本格芋焼酎ファンで、いや、焼酎ファン、いやいや、お酒好きのなかで、さつま白波を知らない人はいないだろう。芋といえば「しらなみ」である。薩摩酒造は、「薩摩富士」ともよばれる開聞岳がある薩摩半島の最南端で、昭和11年薩摩合同酒精株式会社としてスタート。現在は、文化資料館「明治蔵」を持つ鹿児島の大手だ。
開聞岳の裾野は良質なサツマイモの産地。極上の原料を、温暖な気候と清らかで清冽な水、さらに黒瀬杜氏の伝統の技で丹念に造り上げる。今では、日本で、いや世界でも最も知られる本格芋焼酎となっている。嫌味のない芋の香り、まるみのある舌触り、ドライながらもふうわりと甘く香る後味。このコクこそ本各位も焼酎のスタンダードだ。
お湯割りやお燗でやりたい。できるなら水は水道水などではなく、鹿児島のおいしい水が理想。まさに「だれやめ」を実感できる一杯になるはずだ。

関連記事:パンとお酒の相性研究記事
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<DATA>
1800ml 1,460円
900ml  856円
720ml  1,090円
紙パックもある

薩摩酒造株式会社
住所:鹿児島県枕崎市立神本町26番地
電話:0993-72-1231 



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