フカヒレ加工場は、お、お宝が満載だった!
フカヒレ専門店「石渡商店」 |
昔はこの気仙沼でヒレを干す様子があちこちで見受けられたらしいが、聞けば、最近は、ヒレを水揚げしたあとは、海外の工場で下処理をするのだとか。その後再度、この気仙沼に戻り、細かい加工を行う。
ヒレの部位や質や大きさごとに仕分けし、加工し、出荷をこの工場で行っている。加工もプロの職人さんが、丁寧に、きれいに、心をこめて行う。
サメの時点ではちょっと腰が引けてしまうけれど、ここまで来ると、おいしそうに見えるのは、まったくゲンキンなものだと思うけれど、さまざまな工程を経るフカヒレは、なるほどあの金額になるのだなと納得だ。
丁寧な作業でフカヒレが出来上がっていく。 「石渡商店」では、通販もやっている。 |
こんなにかわいいフカヒレパックもある。もう、携帯ストラップにしちゃいたいくらい。 |
気仙沼名物「フカヒレ姿煮ラーメン」1800円。 お勧めの店「壱萬館」。 |
リアス式の豊饒の海に育まれ、近海はもとより遠洋の海の宝が一挙に集まる気仙沼。その昔は、国内へ出かけるより、海外へいった経験が豊富というパスポート所持者が多かったというほど、海洋産業の発達した町。
北の町らしい素朴さと人情と、港町らしい活気が、訪れた人を温かく包んでくれる。
これからますますおいしくなる牡蠣、世界に誇る「フカヒレ」と、おいしいもの満載の気仙沼。冬の東北は、これからが魅力的だ。