ますますアカデミックな農業人に。
東京での学生生活やビジネス経験を持ち、映画やジャズ、文学、絵画を愛し、ラテンアメリカのノーベル文学賞作家の作品から「百年の孤独」というネーミングを焼酎に与え、サックス奏者エリック・ドルフィーの一言をさりげなく添えた包み紙に包むというアイディアとセンスを併せ持つ。中沢新一の著書からの「野うさぎの走り」、飲み手の味覚と脳みそに心地いいショックを与える「爆弾ハナタレ」、しゃれのきいた「きろく」、森と水の神秘を封じ込めた「山シリーズ」・・・など、ハイエンドな作品を生み出し、底知れないインテリジェンスとオーラを発散する黒木さん。
酒造りは農業と言い切り、みずから作業着を身に着け、畑に入り、土にまみれ、飼料肥料作りに精を出す。そんな農作業に従事する姿は、けっして田舎くさくなく、泥臭くなく、むしろますますアカデミックに見えてくるのは、私だけではないだろう。
今回、二日間ご一緒したが、飲み方は豪快でいながらチャーミング。お話も面白い。
んもう、いままで以上に、「惚れてまうやろーっ!」。
■「黒木本店」
宮崎県児湯郡高鍋町大字北高鍋776
■「晩屋 いも蔵」
住所:宮崎県児湯郡高鍋町大字北高鍋261-2 栄屋ビル1階
電話:0983-32-6388
営業:17時30分~24時
休日:第一・第三木曜日休み
■「餃子の馬渡」
住所:宮崎県児湯郡高鍋町北高鍋洗井5180
電話:0983-22-3251
0120-014-163