焼酎/麦焼酎

あこがれの宮崎「黒木本店」リポートその2(2ページ目)

宮崎の黒木本店。尾鈴山蒸留所に続き、黒木本店にお邪魔した。高鍋のお勧め居酒屋もご紹介しよう。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド

取材対応のみならず、宴会対応も、キメ細やか~♪

実はこの日お邪魔した理由は、私がお酒のエッセイを連載している雑誌PENの取材が目的だった。きめ細かい取材対応をしていただいた黒木社長、角上工場長に心より感謝申し上げたい。

「百年の孤独」に関しての私の思いは、そちらをご覧いただくとして、All Aboutでは、黒木焼酎をおいしく飲ませてくれる高鍋のおすすめ居酒屋2店を、そのほかの銘柄とともにご紹介したい。取材対応のみならず、夜の宴会対応も、実に、実に、きめ細かく、楽しい&おいしい時間をすごさせていただいた。この同志のように見えるお二人の絶妙なコンビネーションが、もう、たまりませんわ。
焼酎の味わいを何倍も深めてくださいました~。

昨年12月発売した雑誌PENの居酒屋特集でもご紹介した「晩屋 いも蔵(いもぞう)」。晩酌が出来る店という意味で“晩屋”・・・である。

黒木焼酎がずらり楽しめる。

これからの季節にいいのは「きろく」の新酒だ。この「きろく」は、なんと「黒木」をさかさまに読んだもの。知ってた? 黒木さんが逆立ちして「き・ろ・く」♪
また、黒木本店の住所である宮崎県児湯郡高鍋町大字北高鍋776の「776」が、「きろく」のロゴ「七七七六」に通じているという驚くべき事実が判明。当然狙って付けたと思われるが、実は、黒木さん自身、あとで知ったのだとか・・・。

おつまみは、なんといっても、例の「甦る大地」の飼料で育てられた黒岩牧場「山林育ち尾鈴山鶏」だ。臭みがなく、品のいい甘味とじんわりと染み出てくる旨味が後を引く。

ご存知、宮崎名物地鶏の炭火焼。堅すぎず柔らかすぎない尾鈴山鶏。ちなみに、黒木さんたちは「ゆず胡椒」を使わないとか。「みんな同じ味になるし、僕らは昔から使わない」と。なるほど、私も、塩辛いところが気になるなぁと思っていたのだ。

「甦る大地」飼料で育った豚。香ばしく焼いたシンプルな料理こそ、本領発揮だ。

あま~いレバーとぼんちり。

まるでお刺身のように超繊細な味わいの豚肉のおつまみ。脂身が品よく甘い。

高鍋は海の幸もおいしい。本日は鯛。いやぁ、ぷりぷりで旨味があってアキコ好み。

さらに、尾鈴山鶏の鍋。絶品。脂が嫌味じゃない。

鶏を主にした旨味が凝縮の雑炊。たまらん。実は翌日も食べに行ってしまった。虜です。

品のいい旨味のある鶏や豚には、軽やかな旨味とドライ感のある、ジョイホワイトが原料の芋焼酎「山ねこ」や、地元産ヒノヒカリ米を使った米焼酎「山翡翠」が気持ちよくバランスする。

飽きずに楽しめるのは、昔からの定番商品、芋焼酎「たちばな」。地元の人にも愛されている。私も大好き。柔らかさと軽やかな甘さがいい。

もう一店は、餃子の馬渡。もちろん手作り餃子がおいしい店だけど、釣り好きのご主人の「成果」が、おつまみとして楽しめる、いわゆる居酒屋としてお勧めできる店だ。

焼き餃子。もっちり&香ばしさが癖になるかも。麦焼酎の香ばしさといい感じ。

最後は「爆弾ハナタレ」で撃沈。とはいえ、昔飲んだ味わいの印象より、うんと滑らかにまろやかになっていて驚いた。


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