もっと知ってもらいたいような知られたくないような、
複雑なファン心
現在、25度アルコール換算で1000石(ちなみに日本酒は20度換算)、従業員4名にパート3名という規模をどうしていこうか考え中とおっしゃる五代目。兼八ファンとしては、いつでもどこでも気軽に飲めるようにしていただきたいけれど、無理な増量で味わいが変わってほしくない。「最近、瓶詰め機を導入したんですよ。まだあんまり使っていないんですけど。パートさんも自分たちの仕事がなくなるから、あまり使いたくないといってますし・・・。いや、社長にはっきりものを言えるパート、つまり、ボクの姉なんですけど・・・」と笑わせてくれる五代目。
一見、おっとりと優しそうな雰囲気の五代目は二児の父。酒造組合でも重要な役割を担っているようだし、サラリーマンでもきっとばりばり活躍していただろうと思われる。そう、決してただのノンビリ跡継ぎ君ではなさそうだ。
衝撃の出会い(←大袈裟)から、ほぼ7年弱。いまだ、飽きることなく友田史上「最愛の焼酎の座」を維持し続けている兼八。もっと知られてほしいような、知られてほしくないような、複雑なファン心のまま、この日は大分市内で怒涛の飲み会に突入したのであった。
今は使っていない昔のもろみ室。驚くことに兼八の香ばしい香りが部屋中に染み付いていた。 |
床にタンクのあとがあるんですと説明してくれる五代目。 |
新規導入した瓶詰め機。新しくてピカピカしている。 |
【おまけ】
兼八が飲める大分市内の「いなせ」さん。
鰯料理の専門店。香ばしい兼八には、かりっと香ばしい「鰯のさつま揚げ」がいいね。香ばしさが波のように押し寄せてくる。
お店情報の詳細は、12月15日発売の「PEN」をご覧ください。全国47都道府県居酒屋特集の中で詳しく紹介しているので、ぜひ。
赤提灯がいい雰囲気。 |
お刺身も新鮮。キラキラ輝いて美しい。 |