日本酒/日本酒関連情報

「サケ・チャレンジ 2008」結果発表!

国際市場における日本酒に対する理解および認識を向上させ、流通と販売を促進することを目標に開催されている「International SAKE Challenge」の結果が発表になった。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド


同時開催のジャパン・ワイン・チャレンジ審査員長のスティーヴン・スパリュア氏。
『国際市場における日本酒に対する理解および認識を向上させ、流通と販売を促進すること』を目標に開催されている「International SAKE Challenge」が今年2回目の開催を迎えた。

今年は日本全国から200点の応募があった。
審査は、第一審で総数を半分に絞り込み、第二審で「純米酒」「純米吟醸酒」「吟醸酒」「純米大吟醸酒」「大吟醸酒」「生もと/山廃」の6部門それぞれに、「トロフィー(最優秀賞および金賞)」(各部門1銘柄)、「金賞」(全部門より16銘柄)、「銀賞」(全部門より49銘柄)、「銅賞」(全部門より64種)、「推奨賞」(全部門より56種)を決定した。

審査委員は、アンソニー・ローズ氏(英インディペンデント誌記者)はじめとする海外審査委員に、蓮尾徹夫氏(社団法人日本醸友会会長)、松崎晴雄氏(酒類ジャーナリスト、コンサルタント)、ジョン・ゴントナー氏(日本酒ジャーナリスト)など。

審査後にご意見をうかがうと、ゴントナー氏は「品質とバランスを重視しました」と、松崎氏は「同時開催したワインチャレンジと同じように(3点マイナス方式の日本酒古来の審査法ではなく)20点方式の採点なので、どうしてもインパクトのある華やかなタイプが残りがちです。が、基本的にはバランスのとれたものを選びました」と、おふたりとも審査の要はどうやらお酒の「バランス」に重点を置かれたようだ。

ローズ氏からは「2回目となるSAKEジャッジ、ますますSAKEのすばらしさを伝えたいと感じた。日本酒はまさに、ワインのプルミエ・クリュやグラン・クリュに匹敵するもの確信します」と力強い感想が出た。

真剣なきき酒。集中力が必要だ。






それでは「トロフィー受賞銘柄」と「金賞受賞銘柄」をご紹介しよう。
「トロフィー受賞銘柄」のみ、画像入りでご紹介。



【純米酒部門】




☆トロフィー(最優秀賞および金賞)受賞☆
「雪の茅舎 山廃純米」 (株)齋彌酒造店 秋田県


☆金賞受賞☆
「桃川 純米酒」 桃川酒造(株) 青森県





【純米吟醸酒部門】




☆トロフィー(最優秀賞および金賞)受賞☆
「梵 吟撰」 (資)加藤吉平商店 福井県


☆金賞受賞☆
「出羽桜 純米吟醸 雄町」 出羽桜酒造(株) 山形県
「純米吟醸 鳥海山」 天寿酒造(株) 秋田県
「獺祭 純米吟醸50」 旭酒造(株) 山口県


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