日本酒/おいしい日本酒が飲める店

浦霞が飲める店、塩釜「亀喜寿司」

浦霞を飲める店は数あれど、やはり、本拠地塩釜のお寿司屋さんをご紹介しよう。とれたて新鮮リポート記事だ。

友田 晶子

友田 晶子

日本酒・焼酎 ガイド

トータル飲料コンサルタント。ソムリエであり日本酒・焼酎きき酒師。アルコール飲料と食全般に携わる。キャリア30年の経験と女性らしい感性で愛好家・プロ向けに的確な情報を提供。日本料飲サービス向上研究会会長。藝術学舎・非常勤講師。著書多数。(一社)日本のSAKEとWINEを愛する女性の会(SAKE女の会)代表理事。

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塩釜は、1平方キロあたりのお寿司屋さんの数が日本一!


尾島町の飲食街の先に目立つ看板「亀喜寿司」
塩釜駅から5分のところには活気あふれる塩釜市魚市場がある。ここは、近海、遠洋、沿岸からのさまざまな魚介が水揚げされる。とくに日本一の水揚げを誇るのがマグロ。セリの風景は絶好の観光となる。

さらに、塩釜は、1平方キロあたりのお寿司屋さんの数が日本一だってご存知でした?
さして大きくない町一帯に、約40件ちかい数のお寿司屋さんがしのぎを削っている、まさにお寿司の町。ここで「浦霞」を飲むならお寿司屋さんに行かずしてどうする・・・ってなもんだ。

浦霞の佐浦社長からご紹介いただいたのが「亀喜寿司」。創業50年の老舗であるうえに、地元の方はもちろんのこと各地方から観光グルメ客も、味にうるさい有名人も通う人気の店だ。


清潔で明るい店内。自慢のネタがカウンターにずらり並ぶ。
カウンターのほか、テーブル席や半個室のテーブルもある明るく清潔な店内。

一杯目は今だけしか飲めない「浦霞 しぼりたて」を。おすすめのおつまみは「閖上(ゆりあげ)の赤貝」と「金華鯖」と「マツカワカレイ」。

殻から開けたての「閖上の赤貝」は、まさに本場宮城県の閖上産のもの。これはそんじょそこらのとは完全に違うヨ。上品な磯の香りとコリコリした歯ざわり、甘い余韻がもう最高。「浦霞 しぼりたて」の新鮮さとはすばらしいバランスだ。


今の季節限定の「浦霞 しぼりたて」。4合ビンで1,229円。
「金華鯖(金華山沖でとれる鯖)」も幻といわれる逸品。とろりと脂が乗っている。

皮が松の皮のようだからそう呼ばれる「マツカワカレイ」。星カレイと同じとも言われる最高級のカレイだ。ぎゅぎゅっと旨味凝縮。エンガワも、ぶ、ぶあつい。「浦霞禅」のエレガントな風味にバッチリ。

さらに幻のネタは「ぶどう海老」だ。角があるのでボタンエビにも見えるが、それよりももっと大きくて、身はぶりぶり、甘味も多い。殻は塩焼きでこれなら熱燗だ。

ネタの話も親切にしてくださる板前さん。旅行者にも優しいお店だ。お酒も堪能して、一人7,000円~10,000円くらいだろうか。おまかせ寿司の「季節の盛り合わせ」なら3,000円。地元の魚と地元で飲む「浦霞」の味は、もちろん格別だ。


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