意外になかったお燗用の大吟醸『九頭龍 大吟醸燗酒』
1800ml 5000円 インパクトのあるボトル「九頭龍 大吟醸燗酒」 |
もちろん、ちゃんとしたお酒でないといけないのだけど・・・。
黒龍酒造はお燗で楽しめる大吟醸を試行錯誤で生み出した。
そのお酒「九頭龍 大吟醸燗酒」は、5年をかけ、「熟成」と「燗上がりする味覚成分」を研究した。発売された時点で2年の熟成。発案からトータル7年かかっている。7年前は「大吟醸は冷やで」が定説まっさかりのころだ。
お燗向けの大吟醸を作るときのポイントは?とうかがうと、「吟醸の華やかさがありながら、つんとするような香りがないこと。柔らかさを生かしたいのです」と直人氏。「そのために2年の熟成が必要でした。そのほかは、企業秘密・・・かな」と笑う。たしかに、飲んでみると、お燗にありがちなツンツンする刺激臭がなく、なめらかさとコクとをバランスよく味わうことが出来る。
ラベルは「お燗の温かみを表現する」ためにベルベット素材を使用。「商品のインパクトを感じていただきたい」ともおっしゃる。黒字に赤の文字。確かにインパクト、あります!
酒燗具「燗たのし」2800円 |
ひとまず、料飲店むけに発売されたこのお燗大吟醸とお燗機のセット、お店でお試しいただきたい。夏にもいけるお燗ですぞ。
残暑の折も冷やからお燗まで、福井の銘酒で気持ちよく酔っていただければ、「福井ブランド大使」のワタクシもうれしい限りでございます。
徳利には「九頭龍 大吟醸燗酒」。
この塗りの入れ物が「燗たのし」だ。
生酒の「火いら寿」は、純米大吟醸の生。新鮮さを味わう。
4回にわたりご紹介した福井の銘酒、黒龍の蔵リポート。いかがでしたか?
福井ブランド大使として、もっともっと福井の銘酒をご紹介します。お楽しみに。
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