ラグジュアリーでグラマラスな店が乱立する中・・・
巨大な階段はファッションショウなどのイベントが開催されるのだとか。 |
表参道のなだらかな勾配にあわせた横長のビルの入り口を入れば、ずらり並んだ有名店、高級店、高感度な最先端ファッションブティックが目につく。
ほ~、「ハリー・ウイストン」ね~。縁がないな。「ドルガバ」ね~。サイズがあわない。「ジミー・チュウ」ね~、って知らね~。いやこれは日本初出店の店らしい。「ラグジュアリーシューズ&バッグブランドとして世界のセレブリティーから愛されるジミー・チュウのフラッグシップショップ。ライラックカラーを配したラグジュアリーでグラマラス、そしてスタイリッシュなコレクションを展開」・・・ってもうカタカナばっかの説明書で読みにくいーっ。要は靴&鞄屋さんじゃないかい。
枡をイメージしたエントランス |
ニューヨークの近代美術館ばりのくるくる回る螺旋階段風に歩けるフロアには、きらきらまぶしいくらいおしゃれ度100%のショップが並んでいるのだ。
なんてったってここのコンセプトは「表参道発、新たな未来を切り開く“文化情報発信の箱舟”」=MEDIA SHIPなのである。
ひえ~、かっこいい。
ヒルズ出店セレクト担当者よ!えらい!!
この日は十四代の菰樽が華々しくセッティングされていた |
そんなぴかぴかのおしゃれ施設に、なんでまた日本酒なんだ!
それも、日本酒レストランではなく、いわゆるひとつのお酒屋さんが入っているのだ。立ち飲みだってできる。すごい。まったく、表参道ヒルズの出店セレクト担当者は、根性があるとしか言いようがない。
『はせがわ酒店』。
この無謀な、いやいや、この快挙を成し遂げるのはこの店くらいしかないであろう。
注目の人気銘柄がびっちり |
天井まで続くリーチインには四季折々の銘柄が160種揃う。ちなみに商品はすべて720mlの4合ビン。これまたほかのお買い物に邪魔にならない大きさでうれしい。さすがにジュエリー買った後に一升瓶は買って帰れんからなぁ。
昭和レトロラベルの1合ビンはジャケ買いもOK
レトロラベルは目を引く。1合ビンもうれしい。 |
このほか「活性にごり酒」(発泡酒)やさまざまな酒器など、はせがわ酒店ならではの思い入れある限定商品がずらり並ぶ。ブティック感覚で眺めるだけでも価値がありそうだ。
かわいい小物や酒器があれこれ揃う。 |
昨年後半あたりから、少しづつ日本酒に風が吹いてきたように思う。こんなにファッショナブルで話題の集まる空間に日本酒が登場したということも、日本酒への追い風と考えていいだろう。
あなたも今度のデートには、高級チョコレートにプチジュエリーに日本酒を買って表参道デートを満喫してみてはいかがだろう。
燻製明太をつまみながらしっかりテイスティングで好みを探そう。(=左) 発泡酒の「REISEN」と「BIJOUFU」。ヒルズらしい日本酒だ。(=右) |