「開当男山」はバランスの取れた味わい
男山・・・と名がつくお酒は多いけれど、「開当男山酒造」の開当男山は「3代目渡辺開当」さんが酒造りをはじめたので「開当男山」と名付けられている。人の名前なんですね~。現在13代目。実に男らしい酒名であるな。今回はゆっくりお話しをうかがえなかったが、テイスティングするとすっきり感とコクとのバランスが取れた味わいと感じた。郡山のおすすめおそば屋さん「隆仙坊」にも置いてあったと思ったが、繊細なそばの風味にもよくマッチする印象だ。覚えておきたい銘柄だ。
こちらも男らしいラベル。うう~ん落ち着くな~。(=左) こちらもラベル。こだわりが感じられる。(=右) |
おまけコメント
グリーンのフロスティボトルに赤い 花が目印だ |
私が焼酎を初めて美味しいと感じたのは、実は、この「紅乙女」だった。たしか20年前ぐらいの話だ。もちろん本格焼酎ブームのはるか前。美味しいと感じた理由は「臭みがないうえに、ほんのりとしたコクと旨味と胡麻の香ばしい風味が新鮮」だったから。
今回、福島県南酒販展示会のブースにこの紅乙女を発見したので、あらためて味見させていただいたのだ。
手前がゴールド、奥がシルバー。ゴ ールドのほうが手間暇かかっている。 |
フワンとわずかに香る胡麻の香り。口に含むとごま油のような艶とまろやかさと厚みを感じる。うん、やっぱりまぎれもなく胡麻焼酎なんだと実感できる。よく飲んでいたのは角ビン(サ○トリーではないぞ)タイプだが、長期熟成の「シルバー」と「ゴールド」があることを知った。
「シルバー」はウイスキータイプ、「ゴールド」はブランデータイプと教えてくださったのは岩田東京支店長。ともにアルコール38度で、ねっとり濃厚、胡麻の香ばしさも倍増で豊潤さと奥深さが本当に洋酒のようだ。いや、今はもう洋酒というのは誉め言葉ではないな。まさに本格焼酎の粋を極めた日本の誇らしいお酒である、といおう。本格焼酎ファンのみなさま、是非お試しあれですぞ。
さて、今回は福島のお酒を2回にわたってご紹介したが、まだまだ全国うまいお酒を求めて飛び回りまっせ。みなさまの情報お待ちいたしておりまする。
■福島県南酒販株式会社
スナックや乾きものとワインの相性を体験。お漬物が意外にいいとか!(=左) お豆腐やさんも出展。酒販会社でも美味しい食材には注目しているんだね。(=右) |
きき酒チャレンジコーナー。5種類のお酒を 当てる。私は3つ正解。とほほ。 |