日本酒はおつまみがあってこそ楽しめる「食中酒」です。それぞれのタイプ別に、より相性がいいお料理をあげてみました。和食だけでなく、洋食、中国料理、さらにはデザートにも広げてみました。



<1>香りが華やかなタイプ
白身や貝のお刺身、海老しんじょう、シーフードサラダ、白身魚のムース、生春巻き、貝柱と中国野菜の炒め物、熟した苺やメロン
  • 軽めのお料理や、柔らかな旨味を持つもの、すだちやゆずレモンなどとも合う。食前酒としてもいい


<2>フレッシュタイプ
冷奴、ふろふき大根、ロールキャベツ、ワカサギのエスカベッシュサラダ、海老シュウマイ、棒々鶏
  • 軽めのお料理や、淡白な素材のものと。わさびや生姜、みょうがなどともよく合う。食前酒としてもいい




<3>コクのあるタイプ
鰤の照り焼き、脂ののったお刺身、ローストチキン、クリームシチュー、チンジャオロースー、焼豚
  • 食中酒に向く。しっかりと旨味をもった素材と。お漬物や干物、塩辛など発酵食品やアクの強い料理にも合う。またバターやクリーム、チーズ等との相性もいい


<4>熟成タイプ
ウナギの蒲焼、からすみ、鴨のロースト、フォワグラのテリーヌ、ピータン、トンポウロウ、ブルーチーズ、ドライフルーツ、ナッツ、ドライケーキ、アイスクリーム
  • 食後酒に向く。風味の強い濃厚な味つけの料理と。スパイスのきいた料理とも合う。また、チーズやナッツ、デザート類ともあわせることができる






日本酒はもっとも季節感のあるお酒です。タイプ別に合った季節はこのようになります。

<1>香りが華やかなタイプ・・・初春、春、初夏、初秋
<2>フレッシュタイプ・・春、初夏、盛夏、梅雨時
<3>コクのあるタイプ・・・秋、晩秋、初冬、真冬、初春
<4>熟成タイプ・・・晩秋、冬、年末年始、クリスマス、ジビエの時期

●食前に<1>、食事の前半に<2>、食中から後半に<3>、食後に<4>とコース仕立てでも楽しめます。



また、季節の限定酒(「」でくくられたもの)や、季節ごとの粋なお酒の呼び名と愉しみ方です。日本の文化が育んだ日本酒ならではの美しい響きを覚えておくのも乙なものですよ。


○冬・・・祝い酒、お屠蘇、雪見酒、
     発泡清酒、ヒレ酒、骨酒
     「しぼりたて」、「あらばしり」
     (しぼった最初に出てくる部分を
     さす言葉で、もっとも新鮮。
     冬ならでは)


○春・・・花待ち酒、花見酒、白酒、
     濁り酒、霞酒
    「おりがらみ」(淡くにごったタイプ。花吹雪のような印象)

○夏・・・香り酒、菖蒲酒、氷酒、滝見酒
     「生酒」、「みぞれ酒」(凍らせてシャーベット状に      なったお酒で涼しげ)


○秋・・・月見酒、紅葉酒、菊酒
     「ひやおろし」(ひと夏越した生酒でコクがある。      秋限定酒)





さて、いかがでしたか?
きき酒をして、自分なりの「日本酒基準」をつくることで、ぐっと日本酒が身近に感じること間違いなしです。それぞれの愉しみ方と、季節に合った旬のお酒を、存分にお楽しみ下さい。

 ⇒「Vol.1 日本酒をきき酒して、タイプを知ろう」はこちら。



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