日本酒/おいしい日本酒が飲める店

これがほんとの!?越前ガニの食べ方だ 福井うまい酒、うまいもん探訪2(5ページ目)

この季節誰がなんと言おうとカニがうまい。それも越前ガニだ。それも本場越前=福井の産だ。それもオスの「ズワイ」ではなくメスの「セイコ」だ。本当に美味しい食べ方をご伝授しよう。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド

■さらにカニ三昧の旅は続く■

二日酔い気味ながら翌日は『永平寺』へ。
永平寺の唐門≪日本酒≫
       永平寺の唐門
ここは曹洞宗大本山。坐禅修行の道場として知られ開祖『道元禅師』の教えのもと、僧侶の育成と壇信徒の信仰の源となっている。福井に生まれながらあまりたずねることがなかったのだが、日本酒やワインのサービスに携わるようになって読んだ『典座教訓・赴粥飯法(てんぞきょうくん・ふしゅくはんぽう)』(道元著(講談社学術文庫))に感化され今回の訪問となった。
『典座教訓』は食事を作ったり提供したりする側のマナー、『赴粥飯法』はいただく側のマナーを綴ったもの。サービス業と言わずとも飲食に興味のある人は一読をおすすめする。また、坐禅体験などの研修コースもあるので体験するのもいいかもしれない。新たな発見ができるかも。

『甚兵衛』ご主人野坂さん≪日本酒≫
 『甚兵衛』ご主人野坂さん 「最近手打ちそばに凝っちゃって」
さてさて今夜ももちろんセイコガニ攻め。
同級生塚本君の紹介のイチオシ店『田舎風料理 甚兵衛』(福井市高木中央1-2710 電話0776-54-2471)に行く。
ご主人の野坂誠さんと奥様が切り盛りするアットホームな料理屋さん。今年で20年目とおっしゃるご主人は若々しく、素材のよさを生かした福井ならではの料理を手頃な価格で出してくれる。
もちろん、まずはセイコガニ。「ご自分でむいて食べますか?それとも出したのにしますか?」そりゃもちろん通らしく自分で、と思ったけど、やっぱ面倒なのできれいにむいてもらったものを頼んじゃいました。ハハハハ・・・。こちらの方が沢山食べられるんだよね~。
うひょ~、子がいっぱい。甲羅の黒い粒と青い印が本物の証≪日本酒≫
うひょ~、子がいっぱい。甲羅の黒い粒と青い印が本物の証

さてこちらのカニの産は京都寄りの「ついやま」というところ。越前ガニの証拠であるブルーの印がついている。
他にも、『笹カレイ』『だだみ』『さばすし』などなどがあり、どれもつまんでみたいものばかりだけど、お腹に余裕を持たせてぜひ『手打ちそば』をいってもらいたい。『もり』もあるがやっぱり『おろしそば』が福井らしい。お酒は『福千歳』『常山』他。5,000円からお好みでコース仕立てにしてくれる。
⇒カニづくしの旅も終わりへと
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