さあさあ、本当に美味しいのは実はこれから。甲羅の中に入っている足をつなぐ部分。ここは面倒なんだけど、実は意外に身が入っていてポイントが高いパーツ。細めのお箸でじっくりシゴシゴしたい。この頃になるとちょっと落ち着いているので、ちびりちびりと合間に飲む「伝心」の味もよくわかるというもの。
食べかすはこうして甲羅に詰めてゆく。上手な人は全部この中に収まる。カニ食いの奥義 |
この「セイコ」は見た目も小さいし繊細な味わいだけど、実際はものすごく脂があってエキス分が豊富。現に一個食べ終わっても、濃厚な後味が長く長く残る。食べ終わっても指をなめつつ1合くらいいけてしまう・・・なんて言いすぎかな。
ああ、余韻を楽しみつつ1個終了。
さて、本気で綺麗に食べると、すべての残りかすがひとつの甲羅に入ってしまうというのがセイコガニ食いの通。他のカニにもいえるのかな。ささ、綺麗にお片付けして、もう一パイ。え、お酒とセイコのどっちかって?もち、どっちもです♪
ふぐのぶつ切りとヒレ酒 |
ふぐのぶつ切りやお鮨も美味しい。ヒレ酒は1,000円。今回のカニは三国、安島(あんとう)産のものらしい。
『鮨長』ご主人片山修一さん。 息子さんも板場に立つ |
ちなみに12月17日解禁の『ズボがに』は脱皮したズワイでジューシーで甘くて実は隠れた逸品。安いのも魅力なのでおすすめだ。
⇒次はお楽しみのブラインドテイスティング