富士通FMV-DESKPOWERの春モデルは
使いやすさをそのままに内部構成を変更
FMV-DESKPOWER春モデルは、タッチ式操作など従来からの「使いやすい」「手軽」というコンセプトを生かしています。併せて性能を高め、一部機種にゲーム機や薄型テレビと接続できるHDMIポートを追加することで、エンタテイメント性を高めています。背景には、デスクトップパソコンがますます大画面化し、AV機能も高まって「2台目のテレビ」としての用途が広がるなど、テレビとの共通化を高めていることがあります。家庭用ゲーム機の普及もこれを後押ししています。
性能面では、一部の機種を除いて内部構成を一新し、IntelのCPU、Core i(コア・アイ)シリーズを採用したこと。そのほか、細かな性能アップが図られています。
テレビ機能充実のFシリーズ
3波対応チューナーを搭載するF/G90D
F/G90Dは約22万5000円で、モニタはフルHDの23型ワイド(タッチ式対応)。CPUは Core i5-430M(2.26GHzx2)、地上/BS/CSデジタル対応のダブルチューナー、Blu-ray Discドライブ、HDDは1TBです。高画質エンジン「Dixel 2」と「5倍録画」機能が前モデルから受け継がれたほか、HDMIによる入力も可能になりました。これにより、Xbox360などのゲーム機を接続することも可能です。
最上位機種に迫る性能のF/G70T
F/G60は約16万円、20型ワイドでタッチ式対応で、CPUはCore i3-330M(2.13GHzx2)、DVD±Rドライブと500GBのHDDを備えます。テレビ機能はありません。
F/G50Tは約15万円で、タッチ式未対応の20型ワイド画面。CPUはCeleron T3100(1.9GHzx2)、地デジチューナーとDVD±Rドライブ、500GBのHDDを備えます。カラーはスノーホワイトのみとなっています。
F/G90Dなどの上位機種は、テレビ機能付きパソコンとしての基本性能が上がっていますし、F/G50Tは基本性能は低いものの、手軽に地デジ放送を楽しめるパソコンに仕上がっています。