日本酒/おすすめの日本酒

桜散っても、桜子散らず

いやいや、今年は桜が早かったー。花見を理由に、飲みまくろうと思っていたのに、どわっと咲いて、アレヨという間に終わってしまった感じ。この時期にぴったりのその名も「桜子の酒」を飲みまくろうと思っていたのに・・・。えっ?知らない?「桜子の酒」東京の酒。あっ、知らない?あんまり人気が出るのも困りものだけど、ううーん、この際紹介しちゃいましょう。

友田 晶子

友田 晶子

日本酒・焼酎 ガイド

トータル飲料コンサルタント。ソムリエであり日本酒・焼酎きき酒師。アルコール飲料と食全般に携わる。キャリア30年の経験と女性らしい感性で愛好家・プロ向けに的確な情報を提供。日本料飲サービス向上研究会会長。藝術学舎・非常勤講師。著書多数。(一社)日本のSAKEとWINEを愛する女性の会(SAKE女の会)代表理事。

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知られざる銀座の迷(!)店「ワインバー・アルファ」(ワタクシ友田が店長を務める店。知られなさすぎて正直ヒマです)恒例の「カジュアルワイン&ごはん会」。この春のテーマは「サクラサク」。まさに満開を迎えた3月28日、お客様のために用意したのは、桜色の発泡酒やラベルに桜が描かれた日本のワインたち。もともとこの会は、手頃な価格で美味しいワインを楽しんでいただくのが主目的ですが、日本酒やハードリカー、リキュールなんかもお出しします。
今回の目玉は、「桜子の酒」。
桜色に輝く愛らしいボトルに入れられた春バージョン「夢吟醸 桜子」です。




この酒、実は東京の地酒。東京都狛江市の土屋酒造(株)の人気アイテムで、製造企画は、ここんちのお嬢さん土屋桜子さん。後継ぎであるお兄さんの急逝の後、その志を受け継ぎ、酒造りを続けてきた桜子さんなのですが、まさにあの人気漫画「夏子の酒」そのままのようなストーリーは、たくさんのメディアに取り上げられ、ご存知の方も多いはず。

今、注目したいのは、今年3回目となる仕込みで落ち着きを見せ始めたその味わい。兵庫県産山田錦と華やかさを醸し出す協会901号酵母を使用した純米大吟醸。
秋田山内杜氏と手を取り合って生み出したのが、今回の「夢吟醸 桜子」なのです。

春バージョンは、花や果実の香り華やかで、やわらかくまろみのあるチャーミングなタイプ。そう、春のそよ風のように軽やかです。
え?今の時期しかだめじゃんって?いえいえ、慌ててはイケマセン。
夏バージョンももうすぐ。瑠璃色のボトルに入った酒はすっきり切れのいい大吟醸タイプ。華やかさはも倍増です。さらに秋冬バージョンも予定されてるというから
楽しみ。桜の花は散っても、桜子は咲き続けるのですね。夏バージョン、もちろん、ワインバー・アルファで飲めますよー。

春バージョンの金額は2,480円。夏バージョンは去年の価格で3,885円です。
(写真は当店2001年3月28日開催「サクラサク」の様子と桜子さん)


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