公的な機関は新型対応は不可
園(学校)閉鎖やクラス閉鎖、あるいは「登園自粛」になったのに、子どもが元気、という場合、特に問題なのは、幼稚園児や小学校1、2年生がいる家庭です。一人でお留守番させておくのは難しいし、心配ですよね。頼みの綱の祖父母には、なんとなくお願いしにくいところ。学童保育や児童館では、学級閉鎖になったクラスの「元気な子」は受け入れてくれませんし、そもそも園児だけで行くのはNG。託児所やベビーホテルに預けるのも、ちょっと気が引けますし、何より高い! 格安で利用できる「ファミリーサポート」でも新型インフルエンザの園(学校)閉鎖には基本的に対応していません。
すでに全国に先駆けて大流行してしまった沖縄県宜野湾市では、「休校措置が取られてから数えて5日を経過しても症状が出ていない子ども」について、ファミリーサポートで対応可能になっているそう。それでも4日間は対応してもらえないわけですし、園(学校)閉鎖も、土日を挟んだりすると1日で済むこともあるので、ほかの地域もまねして対応して!とも言えません。つまり、公的な機関では新型インフルエンザが流行しているのに元気な子を預かってもらえない、ということです。
ほかにチェックしたいのはベビーシッター会社。新型インフルエンザについては事業者ごとに対応が違うので、条件によっては受けてくれる会社があるかもしれません。シッター会社の中には、「今後、ワクチン接種が開始されれば、対応も変わってくるかも」というところもありました。近隣のシッター会社に問い合わせてみましょう。