基本は「のびのび」、早期教育に非ず!
「世界の教育者のまなざし」という特集に注目 |
注目したいのは、「モンテッソーリ」「シュタイナー」「フレーベル」「フレネ」「ニキーチン」「ゴダーイ」という、世界的な教育者たちが始めた独自の教育法についてまとめた「世界の教育者のまなざし」という特集記事です。「モンテッソーリ」と「シュタイナー」は日本でも有名ですが、幼稚園教育の基礎を築いたといわれる「フレーベル」や、体育教育の「ニキーチン」、音楽教育の「ゴダーイ」は、専門に幼児教育の勉強をした人以外には、あまり知られていないかもしれません。それらの教育者たちの考え方や実践していることについてかなり詳しく取り上げているほか、自宅でどのように取り入れていけば良いかについても書いてあるので、参考になります。
特に、すでに日本の幼稚園や保育園でも取り入れているところがある「モンテッソーリ」と「シュタイナー」については知りたいと思う人が多いのではないでしょうか。子ども自身が成長と共にできるようになることを大切にし、その時期にできることを伸ばしてやろうとするモンテッソーリ教育。人間の成長を7年ごとの周期に区切って考えていくシュタイナー教育。それぞれの独自の考え方や教育法を知って幼稚園を選びたいと考えている親には、絶好の参考書となるはずです。どちらもなんとなく「早期教育」的に見られることがあるのですが、根本的な考え方は子ども自身の存在を大切にするところにあり、才能教育、早期教育とは全く違うものだとわかるはずです。