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育児の基礎知識ガイド・浅川さんに聞く ちょっと不安?「お泊り保育」(2ページ目)

幼稚園や保育園では、年長児のときに1~2泊の「お泊り保育」を行うところが増えています。実際はどんなふう?【育児の基礎知識】ガイド・浅川さんに聞きました。

執筆者:吉森 福子

「お泊り保育」のスケジュール

着替えは、1回分ずつ袋に入れて。
浅川さんの長女の通う園は、園全体の人数が100人ほどの私立認可園。毎年、年長クラス(約25人)の5月か6月に、1泊2日で園外に「お泊り保育」に出かけます。当日のスケジュールはこんな感じだそうです。

■どこに行くの?交通手段は? 
「行き先は、奥多摩(首都圏近郊の山)です。当日は駅に集合して、みんなで電車と宿のマイクロバスを乗り継いで行きます。」

■昼間はどんなことをするの? 
「1日目も2日目も、基本的には、山の自然を体験!ということで山の散策がメインです。急な坂道もあれば、がけのようなところを歩いたり、丸太橋をわたったり。その中で、山に詳しいナビゲーターの人とともに、様々な体験をします。ヒノキの皮をはいでみたり、木と綱引きをしたり(最後は倒す)大きな木の周りを、何人で手をつないだら1周できるか?など。」

■夜の様子は? 
「公共の宿に泊まります。入浴は、その宿にある大風呂で。男女に分かれて順番に。先生がひとりひとりを洗ってくれます。

「夜のイベントはナイトハイク。真っ暗な山道を、ナビゲーターの人と共に、月明かりだけで歩きます。うまくいくと野生の動物にも会えるそうです。」

持ち物・準備は?

このような行事のときに気になるのが、「持ち物」。どんなものが必要?どうやってそろえるのでしょうか?

「持ち物は、一覧表(チェックをつけられるような)を、プリントで用意してくれます。泊まりの道具一式は、子どもが自分で出来るような、クチのひろいかばんにつめて、前日に園に持って行きます。先生と、持ち物のチェックを子ども達はして、当日は、園長先生が車で全て運んでくれます。」

「残りの荷物は当日、リュックにつめて持たせます。中身は遠足のときのようなもの。ただし、お弁当ではなく山で、かぶりつける「おにぎり」のみ。飲み物・おやつも、もちろんありますけど♪」

「遠足と違うところは、レインコートが上下必要だというところ。あとは山ということで、着替えが長そで長ズボン。でも帰りに暑くなると困るので、半そでも準備です。また、急に冷える可能性もあるので、薄手の上着も持たせます。」

「基本的には、園のほうでリストを作られているので、持ち物で悩むようなところはありませんでした。ただ、ひと工夫したのは、子どもにわかりやすいように、1回分の着替えを中身の見える布の袋に入れたこと。その上からイラストと文字入りで、"ナニが入っているのか?"が分かるようにしました。」



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All About Japan【育児の基礎知識】
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