親子クッキングは情操教育
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「食と健康」のガイド、南恵子さんに親子クッキングに関して、たいへん興味深いお話をうかがうことができました。
「今、話題の『脳を鍛える大人のドリルシリーズ』で知られる川島隆太教授と大阪ガスの共同実験により、料理をすることは、脳活動を活発にすること、また、親子クッキングは、情操教育や情緒の安定に結びつくことがわかりました。
料理は、メニューを考え、買い物をしたり、調理、盛りつけなど、たくさんのプロセスがあり、段取りよく進めるために、また栄養や彩りをよくするために、いろいろと頭を使いますが、装置を使った脳活動の実験は今回が初めてだそうです。
最近は、忙しいからサプリメントさえとれば栄養が足りるという極端な考え方の人もいますが、食事は文化であり、教育の場です。子どもといられる時間はそんなに長くありません。できるだけ大切に過ごして頂きたいと思います。」
ここで、南さんに教えていただいた脳活動の実験に関して、さらに詳しくご紹介したいと思います。
親子クッキング中の脳活動に関する実験
脳の構造
人間の左右の大脳は、前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の4つの部分に分かれています。前頭葉の大部分を占める前頭前野は、人間だけが特別に発達している部分であり、意思や理解、記憶、コミュニケーションや創造力、情操、などの源泉で、その前頭前野の活性化について計測します。
近赤外線計測装置(光ポトグラフィ)
頭皮上から頭蓋内に弱い近赤外線を照射し、再び頭皮上に戻る反射光を検出し、その変化から脳活動を計測する精密機械で、この装置を用いて、調理中の脳活動の計測を行いました。
調理中の脳活動の計測
「メニューを考える」、「切る」、「炒める」、「盛りつける」の4つのいずれのプロセスでも左右の大脳半球の前頭前野が活性化を示しました。子どもの場合も同様の結果が出ました。
実験のまとめ
「調理を行うこと」によって前頭前野を鍛えることができると考えられ、大人であればコミュニケーションや創造力など社会生活に必要な能力向上が期待でき、子どもであれば情操面や抑制力など情緒の安定に結びつくと推測されました。
<参考文献: 川島隆太教授の脳を鍛える大人の料理ドリル>
この「おからのマドレーヌ」を作ることによって、今まで食べにくかった食材も、調理方法によって、おいしくいただけることを知り、料理を始めるきっかけになってもらえればと思います。
また、親子でクッキングすることは、実験により脳機能発達に効果があることが実証されました。親子で楽しくクッキングする機会をできるだけ多く持ち、前頭前野を活性化させると共に、親子で共同作業をするというステキな時間を共有していただきたいと思います。
【関連サイト】
「食育」(幼児教育 おすすめINDEX)
「女性の美と健康の素 おから」(食と健康)
「大阪ガス」
「川島隆太研究室へようこそ!」
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