早期教育・幼児教育/早期教育・幼児教育関連情報

食と健康・育児の基礎知識・宝塚ファンガイドに取材! おかあさん×おかあさん!(2ページ目)

母の日にちなんで、今回、ガイドの皆さんに取材をさせていただき、「おかあさん」にスポットを当て、色々な角度から「おかあさん」に関するお話を伺いました。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

「食と健康」南恵子さんの場合




● 南さんにお聞きした、南恵子さんのおかあさんの好きなところ

私の家は祖父母も同居でたいへん厳しく古風な家庭でした。ですから母は、華やかさもないし、個性的でもないかもしれません。ですが、家や家族のために、また他人にも身を呈して尽くせるタイプの人です。祖父母が入院すれば、別室の身寄りのない人の食事の世話までしている人で・・・。とても尊敬していますが、私にはとうてい真似できません。


● 南さんにお聞きした、子育てのこだわり

家族でイチゴ狩り(小学校1年生のころ)
まずは、自分も、人も、動物も、花も、すべての命を愛せる人、かな・・・。
それに加えて、阪神・淡路大震災を体験したことで、親がいなくても生きていける力や知恵も身につけてほしい、そのためにはできるだけ本物の体験をさせたいと思っています。

例えば何度か夏休みに、娘は林間学校に参加しました。この学校は、いつも無農薬・有機野菜や安心なお肉を届けてくれる生産者グループがお世話をしてくださるのですが、牧場で牛の糞の始末、餌や乳搾りなどの世話をします。朝ご飯から晩ご飯はもちろん、おやつは自分たちでしぼったミルクで作るアイスクリームなど、子どもたちが主体で生活するのです。後は、冷たい川や、大地を裸足で駆け回って遊びます。

確かに小さな子どもには重労働もありますが、今の時代スーパーでパック詰めのお肉を買うだけでは、「食べ物とは他者の命をいただくということ」や、そのありがたみはわかりません(大人だってそうでしょ?)。ここにはいわゆるモノにあふれた贅沢さはありません。でも林間学校から戻ると、便利な都会の暮らしでは得られない宝物をいっぱい手に入れてきます。現実の暮らしの中で、忘れてしまうかもしれませんが、そんな本物の体験や食べ物を作る大変さを肌で感じてくれることが、いつか必ず生きる力につながると信じています。


● お子さんにお聞きした、おかあさんの好きなところとやめてほしいこと

どちらが母でどちらが自分なのか現在は不明(笑)
(4歳のころ)
好きなところは「お料理が上手なこと」。

やめしてほしいのは「声を変えてほしいこと」(私の声がトッポジージョみたいに変だから、とのことです)。


●南さんにお聞きした、理想の母親像

理想の母親というか、本当はこうあらねばならないのかな??と思う母親像は、やはり私の母。でも私は、家族がそれぞれできることを協力しあって家庭を運営していきましょうというタイプなので、母にコンプレックスをもちつつも、理想的な母にはなれません。結婚相手と同じで、理想などないのが現実ではないかと思います。
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