親子で絵本を楽しむために～　絵本情報誌『Pooka』を知りたい(3ページ目)

ガイド
「『世界の絵本事情』のコーナーも興味のある方がたくさんいらっしゃると思うのですが、今回は、どこの国の情報を紹介してくださるのですか。」

井出さん
「今回はイタリア編です。イタリアの巨匠ブルーノ・ムナーリとエンツォ・マーリをピックアップしてご紹介しています。

ブルーノ・ムナーリ氏の絵本はそのデザイン性の高い作品で知られ、生前は子どものワークショップにも積極的に参加するなどの活動をしていたムナーリの思いが込められた絵本、知育玩具を紹介しています。

「NELLA NEBBIA DI MILANO」
（霧の中のサーカス）

ブルーノ・ムナーリの代表作の絵本ムナーリの「ZIZI」

中に針金が通されていて
手足が自由自在に動かせる
サルのお人形
1952年制作されたものの復刻版

また、エンツォ・マーリ氏は、70歳を超えた今もデザインの一線でご活躍されている大巨匠。ミラノ市内のアトリエを訪問し、彼のデザイン的にも完成され、そして子どものために子どもが飽きることなく楽しめる、その知育玩具の秘密に迫ります。」

「LA POMME ET LE PAPILLION」 （リンゴと蝶） 自然を深く観察した明快で グラフィカルな エンツォ・マーリの作品 現在ではペーパーバック版のみ 販売されている

マーリの「CARTE DA DISENGNO」（デッサン・カード） 未完のイラストが印刷されたカードや白紙の紙が入っており 仕上げるのは子どもたち　子どもの創造力を豊かにしてくれる

次のページは親子で作って楽しめるコーナーのご紹介です。