ファラフェルはぜひピタと楽しんで!
店頭に小さなイスが4つほどある「KING FALAFEL」は、基本的にはテイクアウト専門店。店名に掲げている通り、ファラフェルをウリにしている。ファラフェルはピタに挟んだ「ファラフェルサンドイッチ」のハーフサイズとフルサイズ。あとはターメリックライスとバラエティー豊かな野菜料理が花を添える「ファラフェル弁当」。ファラフェルは、パンかライスのどちらかで楽しめるというわけだ。ファラフェルを存分に楽しみたいのであれば、個人的にはピタとの組み合わせをおすすめしたい。とにかくここのファラフェルは、ボリュームが満点。揚げたてほやほやのファラフェルが、なんと5個も入っているのだ。しかも、そこに10種類の野菜等が山盛り状態でのせられる。ピタが広がってもうパツパツ。これ以上具はのせられないのでは?なんて思っていると、うえからフムス(ひよこ豆のペースト)をどさりっ。フムス好きにはたまらない量だ。
仕上げにタヒナ(タヒニ)と呼ばれるごまソースと好みでスクーグ(辛いソース)をかけてくれて、ハイ。手にすると、これがなんと重いこと。初めて食べるひとは、あまりのボリュームに、“どうやって食べよう…”一瞬とまどってしまうかもしれないが、ここは思い切ってガブリっ。ファラフェルがアツアツのうちに頬張ろう。
と、こんなふうにボリュームに関しては申し分ない。さらに注目したいのは、その味だ。ファラフェルは豆の甘さがしっかりと味わえ、なによりもしっとりとしている。このしっとり感がワタシの好みにぴったり。スパイスのバランスもいい。聞けば、ファラフェルにはフレッシュのコリアンダーやクミンパウダー、パセリなどを加えて作られるという。ファラフェルをひと口かじれば、香りまで伝わってきそうな鮮やかな緑色が目にとびこんでくる。見るからに身体も喜びそうな色合いで、おいしさがさらに倍増した。
ソースのおいしさにも注目したい
日替わりで10種類の野菜料理などがならぶ。 |
ソースといえば、スクーブと呼ばれる辛いソースにも、ドキュン。心を奪われた。このソースの果肉感といったら、見ているだけでゴクリと喉を鳴らしてしまうほど。唐辛子、コリアンダー、ガーリックなどが細かく刻まれており、香り以上に食感が楽しめるのが嬉しい。「KING FALAFEL」のスペシャリテのひとつといえるのではないだろうか。