ピデ(トルコの舟形ピザ)

ピデ
羊のひき肉ベースの具にとき卵をいれて焼き上げた「クイマルピデ」

ラフマジュンと並び、トルコピザの代表選手が「ピデ」。ラフマジュンは見ためにさほど驚きはないが、こちらはちょいと面白い形をしているので、一瞬目を奪われる。なんと、舟形をしているのだ。

生地はラフマジュンと同じことが多いのだが、具にはバリエーションが。ひき肉、角切りにした肉、羊などのチーズ、ほうれん草を炒めたもの、サラミなどがあり、これに溶き卵をかけることもしばしば。生地は厚めでもっちり。しかしながら、表面はカリッと香ばしいのが、ピデの特徴のひとつ。イタリアのピッツァで例えるならば、ラフマジュンがローマピッツァで、ピデはナポリピッツァといった印象だろうか。

ピデの生地は、ナポリピッツァの生地よりもほんのり甘みを感じるのだが、これは生地に砂糖を加えているから。熱々でふんわり、そしてカリッとしたピデをかみ締めると、どこか懐かしい感覚をおぼえるとともに、やさしい気持ちになれるのは、この甘みによるものなのかもしれない。食感が楽しく、食べるとほのぼの気分になれる「ピデ」は、ワタシの好きな食べ物の上位に堂々とランクインされている。